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自分を知るためのブレストイメージ。思考よりも大切な思念とは?

投稿日:2018年9月6日 更新日:

自分を知る必要性

人間は言葉で表現したものを何でも「思考」と捉えがちです。しかし、実際は思考の他にも想いや感情といったものがそこには含まれています。たとえば「嬉しい」という言葉は確かに思考かもしれませんが、どちらかといえば感情と表現した方がしっくりくるでしょう。

こうしたニュアンスに敏感にならなければ、自分の望みを実現できるようにはなりません。なぜなら、自分で自分の望みがわからないからです。「お金が欲しい」とか「彼女が欲しい」とか「高級車が欲しい」とか「有名になりたい」という欲望があることや、「働きたくない」とか「会社に行きたくない」といったやりたくないことを認識していても、自分がわかっていることにはなりません。

自分とはもっと奥深いものです。だからこそ「汝自身を知れ」というデルフォイのアポロン神殿に刻まれた格言は、2500年経った現在でも語り継がれています。そして、自分の思考から思念を区別することが、自分自身を知る第一歩です。

ヘッドイメージとブレストイメージ

目と耳を通して集めた情報に基づいて頭が生み出した思考を、星を辿るでは「ヘッドイメージ」と呼んでいます。ヘッドイメージでは効率的、合理的、客観的な内容が求められます。効率的だったり、合理的だったり、客観的なことが悪いわけではありませんが、ただそれだけで実現するわけではありません。人間は客観だけでなく主観もあり、この主観が頷かなければ行動に移れません。

誰かに指図されたわけでもなく、自分が思いついたにもかかわらず、やったほうがいいけれど、なぜかやれずにくすぶってしまう。こうした経験は誰にでもあると思います。そういう内容はただ合理的、効率的であるだけで、自分の主観を満たせていません。主観を満たせていないと、私たちの腰は重くなり、手をつけても身が入りません。

一方、胸や背中の辺りから湧き上がるような思念を、星を辿るでは「ブレストイメージ」と呼んでいます。ブレストイメージでは合理性や効率性ではなく、自分の好みや信念、感情にマッチしているかが重視されます。自分が心からOKを出している時は、「やるべき」「やらなきゃ」とわざわざ鼓舞するまでもなく自然に行動できます。自己啓発でよく取り上げられるモチベーションの問題は思考ではなく思念の問題です。考えているだけでは解決できません。

また自分のブレストイメージを自覚していないと、他人のブレストイメージもわかりません。すると正論ばかり唱えて、他人の気持ちを踏みにじる人間ができあがります。ネットで他人に対する批判意見ばかりが溢れているのも、このためです。

温かい言葉と冷たい言葉

以前、モデルの道端アンジェリカさんがスーパーフードを紹介した時に、「スーパーフードを食べているのに、肌が汚い」とネットで揶揄されたことがありました。それからしばらくして、彼女は「乾癬」という皮膚疾患だったことを明らかにしました。

「スーパーフードを食べているのに、肌が汚い」というのは論理的には正しかったのかもしれません。しかし、それは乾癬という原因を考慮していませんでした。「事情を知らなかったのだから仕方ない」という言い訳は通用しません。なぜなら本当に心ある人ならば、乾癬であろうとなかろうと、そもそも人に向かって「肌が汚い」などと指摘したりしないからです。

彼女は「肌が汚い」と言われた時のことを、「冷たい言葉を言われた」と表現しました。ここには一つの真理があります。言葉には「温かい言葉」と「冷たい言葉」があるのです。物質の熱量は分子の振動で決まりますが、言葉の熱量も同じです。どれだけ相手の心を震わせられるか、心の振動で決まります。

ただ正しいだけで何を言ってもいいと思っていると、自分の心も相手の心も冷え込んでしまいます。だから、そういう人は煙たがられて、次第に冷遇されるようになります。自分の心が震えて、相手の心も震える、それが感動であり共感です。共感は人間に欠かせない機能です。

心に気づく、脱思考のススメ

心というと、つい道徳的な話題と受け取られがちです。しかし、実際は違います。心には心理があり、そのメカニズムに基づいて自分自身と対人関係、つまり人生全体が運行しています。心が温かいか冷たいかも、そういったメカニズムを知るか知らないかの違いだけです。どうせなら自分の心を知り、それによって相手の心を慮り、温かい言葉をかけられるようになりましょう。その方が自分も他人も成長できます。

私たちはヘッドイメージに浮かんだ「やるべきこと」を、ブレストイメージに浮かぶ「やりたいこと」だと勘違いしがちです。自分が思いついたアイディアなのに、実行できないのは、その典型です。ヘッドイメージとブレストイメージを混同すると、自分について「なぜできないのだろう?」と頭を抱え、他人に対して「こんなこともできないのは馬鹿」と侮辱するようになります。

こうした混同を星を辿るでは、「位相錯誤(トポロジーエラー)」と呼んでいます。なんでも思考と一緒くたにしているから、本当は必要な細かいニュアンスを獲得できません。もし身に覚えがあるのなら、まずは思考ではなく思念を重視する「脱思考(デシンク)」を目指しましょう。人間はまず違いを知り仕組みを知ることで、それができるようになります。

より具体的には、胸に手を当てて自分の気持ちを振り返る「当胸法」がオススメです。私たちは頭を悩ませている時に、よく髪をかきあげる仕草をします。仕草は内容と関連しています。同じように胸に手を当てて「自分とどう思っているのだろう?」と振り返ると、ブレストイメージに気づきやすくなります。よくお説教で使われる言葉ですが、実際に試すことはなかなかありません。頭で考えるのではなく、心で感じる必要がある時に、実践してみてください。

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