星をたどる|新しい自己啓発のススメ

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問題が勝手に解決する。自己啓発の本当の意味。

投稿日:2018年6月6日 更新日:

自己啓発についてアドバイスしていると、こちらでも思いもしなかったことが起こります。階層性コーチングに基づいて自己啓発を進めていく過程で、私が相談されていなかったことまで解決してしまうのです。普通、問題解決という原因と結果の因果関係を突き止めて、その原因に対処しようとします。しかし、人間の心はそれだけでできているほど単純ではありません。

先日、サロンメンバーのTさんから「自分でも飲みすぎだなと思っていたお酒を飲まなくなりました」という報告がありました。つきあいで飲んでも一杯でやめられる、「禁酒というより飲まなくても平気」という状態になったそうです。

そのきっかけになったのは私とのオリエンテーリングです。オンラインサロン「星をたどる」では入会時に、スカイプという通話アプリを使って3時間ほどのレクチャーを行います。これは「星をたどるはこういう風に進めていきますよ」という内容のみで、対面相談のような個人的なお話はほとんどしません。ですから、彼が飲みすぎを気にしていたことも、私は知りませんでした。にも関わらず、彼はこの日から「不思議とお酒を飲まなくても平気になった」そうです。

「そんな漫画みたいな話があるか」というツッコミがあるかもしれません。確かにこの過程は本当に漫画のような展開です。喫煙、飲酒、喧嘩と三拍子揃った札付きの不良がバスケに目覚めたら、そうした悪習慣をスパッとやめてしまう。まるで「スラムダンク」です。

これが一度だけなら、「そんなこともあるんだな。不思議だな」で済む話です。しかし、その後すぐに「私は高い所が苦手だったのですが、オリエンテーリングを受けてから、むしろ好きになりました」という報告が別の方からありました。「星をたどる」ではフェイスブックグループを使って、お互いの体験をシェアしています。それが相乗効果になって、「そういえば私もこんなことがあった」という気づきが増える仕組みを作っています。

一度だけなら偶然かもしれません。しかし二度起これば、そこにメカニズムが見えてきます。星をたどるでは人間の心を美意識、顕在意識、潜在意識、動物的欲求の4階層に分けています。そして美意識と動物的欲求の二つからは、全く正反対の欲求が生まれます。

女性は「キレイになりたい」と思いつつ「甘いものを食べたい」と考えます。男性も同じです。「もう少しお腹を引っ込めたい」と思いつつ「お酒を飲みたい」と考えます。人間は「キレイになりたい」「格好よくありたい」という美意識と、動物的欲求の一つである食欲がせめぎあっています。それは「なんで食べてしまうんだろう?」「どうして私はこんなに意志が弱いんだろう」と考えても仕方のない、それを前提に話を進めなければならない構造、人間の心の仕組みです。

美意識が勝れば適度に節制し、欲求が勝れば暴飲暴食に傾きます。「自分の人生をよりよくしたい」「もっと自分らしく生きたい」という願いを叶えようとする自己啓発は美意識を刺激し、拡大します。「お酒を飲まなくてよくなった」という結果は美意識が拡大し、相対的に動物的欲求が小さくなったことで成立しています。問題は直接的な解決ではなく、相対的に解消するというやり方もあるのです。

だからといってもちろん、「星をたどる」がアルコール中毒を治せるとか、高所恐怖症を治せるとは宣伝できませんし、するつもりもありません。今回のサロンメンバーの報告も、そういった専門病院のカウンセリングが必要なレベルではなかったのでしょう。しかし人間は「ここまでが健康で、ここからが病気」と明確に線引きできるものではありません。悪習慣に関しては特にそうです。

病院には通うほどではなく、実際に通ったとしても問題が軽微すぎて何の処方箋も出してもらえない。しかし、自分では「問題だな」と思っている。自己啓発はそういった状態を悪化する前に摘み取り、正常化するのに向いている、と私は思います。

もし「お酒の飲み過ぎ」といった生活習慣的な問題ではなく、急性アルコール中毒だったとしたら、「いや自分らしさが大切で」などと言っている場合ではありません。すぐに救急車を呼ぶに決まっています。そこでは胃の洗浄といった科学的、客観的なアプローチが施され、人間の心は関係しません。しかし、「飲み過ぎ」といった習慣の場合は決して脳といった臓器だけに原因を求められるわけではなく、存在しないはずの「人間の心」が大きく関わっています。

「気になっていた飲み過ぎが治った」「苦手だった高い所が好きになった」こうした正常化、健全化は私が与り知らぬところで起きています。でも、私はそれがとても嬉しく、また頼もしく思っています。自分を開いて発するのが「自己啓発」です。ただ私の言う通りにして、言う通りになっているだけでは自己啓発ではありません。物事に正解があって、それを解いていくだけ。そんなのはちっとも面白くないでしょう。

人間も人生ももっと複雑で、もっと奥深いものです。思考や感情が思いもしなかった部分に繋がっていて、自分の言動や振る舞いを作り出しています。しっかり自分を省みてその繋がりに気づけば、「だから自分はこうだったのか」と納得もできるし、本当の原因となっている思考や感情を手放せるようになります。すると自分を信頼できるようになり、自分に自信を持ち、自分のことを好きになれます。それは今の時代に必要なことではないでしょうか。

自己啓発である以上、「私があなたを何とかします」とは言えません。それは自己ではないからです。多くのことをきっかけにして私は自分を発見しました。ですから私も誰かのきっかけになれると思って、この仕事をしています。「星をたどる」そして「階層性コーチング」があなたのきっかけになれば、これに勝る喜びはありません。

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