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自分の夢を叶えるには。イメージと現実にはズレがある

投稿日:2018年5月22日 更新日:

自己啓発では「イメージ」が重視されています。自分が達成したいこと、実現したいことをリアルに想像すれば、自然とそれに近づいていくという手法です。短いフレーズにして何度も呟くアファメーションや、それを象徴する写真をボードに貼り付ける宝地図やビジョナリボードも、このイメージングに含まれます。

これは何も特別な話ではありません。人間は喉が渇いて「水を飲む自分」を想像するから、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出してコップに注ぎ、それを口に運びます。夏の暑い日にかき氷の暖簾を見かけて「口の中の冷たさ」を想像したから、抹茶宇治金時を注文します。

ところが「ビジネスで成功したい」「裕福な生活を送りたい」「魅力的な異性とつきあいたい」といった願望は「水を飲む」といった行為よりも抽象的です。そこには「飲む」「食べる」といった単純な動作よりも複雑な何段階ものプロセスがあります。

ソフトバンクの孫正義やユニクロの柳井正のように毎年何億円も稼いでいれば、お金を稼ぐことについて体感が伴ったリアルな想像もできるでしょう。しかし大多数はそうではありません。想像のリアリティは現実とイコールです。

だからこそ自分の夢を叶えたいのなら、イメージと現実にはズレがあると知らなくてはなりません。男が「彼女が欲しいなぁ」と考えている時は、大抵は何の努力もせずに、いきなり向こうから告白してこないかな、という虫のいい想像をしています。そんなのはそのまま叶うわけないのですが、それでも人間は無意識にそれに「近いこと」が実現するように働きかけています。

たとえばそれは「いつも誘われていない合コンにたまたま数合わせで誘われた」といった些細なきっかけで始まります。そこで自分が意気投合できるような女性と知り合えます。その時に「これは彼女ができるチャンスかもしれない」と自分から動けるかが成否の分かれ目です。

「いきなり向こうから告白してくる」というドストライクしか許さなかったら、ほとんどのチャンスを見逃してしまいます。しかし、それに近い出来事が飛び込んできた時に、自分から動けばそれをキャッチできます。微動だにしないキャッチャーは役に立ちません。

想像のバナナは食べられません。私たちが頭の中でバナナを想像するとき、黄色いツヤの皮に包まれた、クリーム色の棒状のイメージが浮かんできます。ところが現実のバナナは一本一本異なります。長かったり短かったり、太かったり細かったり、青かったり熟していたりしています。もちろんネガティブなことばかりではありません。1本500円もするような高級バナナであれば、「こんなバナナがあるのか」と美味しさに驚くことだってあります。

人間の頭が想像できるのは、実際のごく一部に過ぎません。現実として成立させるには情報が少なすぎるのです。だからイメージが実現する時はいつだって必要な出来事が付け加えられた、一見わかりにくい状態で出現します。大切なのはその現実から本質を見抜いて、それが自分が望んでいたことだと見分けられるかどうかです。

「星をたどる」のサロンメンバーTさんは「会社で自分の仲間と部署を作りたい!」と思っていたそうです。しかし、現実ではそれが「若手スタッフのアドバイザー」という形で現れました。実際にやってみるとそのポジションが、「とてもしっくり自分に馴染み、よく考えてみると仲間のためには何かをしたかっただけで、管理者になりたかったわけではないことに気づいた」そうです。

もし仮に「自分の仲間と部署を作りたい」という思いに固執していたら、かえって周囲と軋轢を起こしていたかもしれません。イメージと現実のズレを受け止めるには、まず自分が本当に何を望んでいるかを知らなくてはなりません。それが自己啓発です。「あれがいいらしい、これもいいらしい」とふらふらしていたり、「自分はこれしか受け取らない」と頑なだったら、ほとんど球をキャッチできません。

反対に自己啓発が進むと、ある時、「自分がやるのはこれなんだ」とどうしようもなく気づかされる瞬間が来ます。それがビジョンです。ビジョンは世間で一般で言われるイメージとは次元が異なります。イメージにおけるリアリティでは、「社長の椅子の座り心地、皮の質感」といった五感に対する言及がされています。

しかし、自己啓発による「これだ」は自分の内部に生まれる純粋な感覚です。その感覚を実現するために、あらゆる現実を捻じ曲げます。スティーブ・ジョブズのスピーチはブレゼンは「現実歪曲フィールド」と呼ばれていました。どの規模まで広がるかは努力次第ですが、それを持つことは自己実現によって誰もが可能です。

自分が何を望んでいるのか、どんな夢を見ているのか。自分が構えているキャッチャーミットの位置を確認し、それに近いことが起きていないかいつも注意を払いましょう。人生は想像だけで上手くいくほど甘くありません。かといって現実だけで進行するほど厳しくもありません。想像が現実になるかどうかは、夢のキャッチャーミットをほんの少し動かすどうか、それだけです。

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