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やる気が出なくて部屋を片付けられない人が、最初にやるべきこと

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やる気の源は「人間」にある

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部屋が片付けられない原因の一つに「やる気不足」があります。自分にやる気がないと、いくら片付け本を読んでも意味がありません。「キッチンはこんな風に片付けましょう」「リビングはこんな風に片付けましょう」といったコツを知っても、「そうなんだ」と頭で理解するだけで実行しないからです。

やる気の源になるのは、「片付け」そのものではなく「人間」です。「住む人に心地よく過ごしてほしい」と思うから、部屋を綺麗にしようという気持ちになります。夫が会社に、子供が学校にいる間に、妻が家事をしてくれる。そのやる気の源は、家族に対する愛情にほかなりません。

キッチンやリビングといった、「何か」について考えた時に浮かんでくるのは理屈です。それに対して夫や子供といった、「誰か」について考えた時に浮かんでくるのが信念です。そして、物事に対するやる気は、理屈ではなく信念から生まれます。

家族と一緒に暮らしていれば、「他の家族のため」をやる気の源にできます。しかし一人暮らしの場合、それが成り立ちません。その場合にやる気の源になるのが、「物を人のように扱う姿勢」です。

近藤麻理恵に学ぶ、片付けの姿勢

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近藤麻理恵のベストセラー、「人生がときめく片づけの魔法」(サンマーク出版)には、次のような著者のエピソードが紹介されています。彼女が携帯を買い換えた時、長年使ってきた古い携帯に感謝を込めて、新しい携帯から「今までありがとう」というメッセージを送ったところ、その数時間後にまるで役目を終えたかのように古い携帯がボタンを押しても動かなくなったそうです。

このエピソードを読んだある大学生は、「自分は今までこれほど道具と向き合ったことはなかった」と心を揺さぶられました。これまでの自分を振り返ってみても、洋服を雑に扱ったり、食器をすぐに洗わず放置したり、といった記憶しかなかったからです。

その大学生は四年生ですでに就職が決まり、一ヶ月ほどで今の部屋を退去することが決まっていました。「古い携帯に感謝する」という著者の姿勢と、「部屋を退去する」という自分の状況を合わせて考えた結果、彼は「自分の部屋に最後の恩返しとして、部屋や道具に気遣っていきたい」という気持ちになり、部屋を片付けられるようになりました。

彼は同じ本に書いてあった「片付けの手順」を読むだけでは、片付ける気にはなれなかったそうです。このように本当に役立つ片付け本には、「どうすれば部屋が片付くのか?」という理屈だけでなく、「どうすれば部屋を片付ける気になるのか?」という信念に対するアドバイスが含まれています。

 物を人のように扱う

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古い携帯に感謝のメールを送る。部屋に恩返しをするつもりで片付ける。こうした行動からは、「物を人のように扱う姿勢」を読み取ることができます。こうした行動と姿勢は特別珍しいことではありません。車が好きな人間は、自分の愛車を我が子のように洗車します。汚れた車を洗うのと、汚れた子供をお風呂に入れるのは、彼らにとっては同じことです。

この姿勢が自分の住んでいる家全体、自分の使っている道具全体に広がれば、我が子を扱うように片付けや掃除ができるようになります。汚れた食器を放置せずに洗えるようになります。部屋が散らからないように棚や納戸にしまえるようになります。それが「物を人のように扱う」ということです。

座れるのは椅子のおかげ。寝られるのは布団のおかげ。料理ができるのはキッチンのおかげ。このように部屋や道具に普段から感謝していると、「物を人のように扱う姿勢」がだんだん芽生えて、自然と片付けや掃除ができるようになります。

ちなみに「当たり前」は「感謝」とは正反対の感情です。椅子は座るためにあるんだから当たり前。布団は寝るためにあるんだから当たり前。キッチンは料理をするためにあるんだから当たり前。そうした姿勢になればなるほど、部屋や道具の扱いが雑になります。

感謝は、自分が恩恵を受けている瞬間に意識しないと、なかなかできません。実際に部屋や道具を使っている時に、このことを思い出して感謝してみてください。それがやる気不足が原因で片付けられない人が最初にすべきことです。

このような姿勢は道具や部屋だけでなく、人間相手にも当てはまります。「この人のおかげだ」と感じる機会が多いほど、誰かのために何かをしようという気持ちになり、たくさん行動できるようになります。反対に「そうするのが当たり前だ」と感じる機会が多いほど、誰かのために何かをしようという気持ちは萎えて、何をするのも億劫になってきます。行動の背景には、常に人物の影響があるのです。

この「人物の影響」を記録することで信念を養い、行動力を高める。それが「マインドレコーディング」です。家族と一緒に暮らしていても片付ける気が起きない場合は、人間関係に根深い問題を抱えているのかもしれません。マインドレコーディングはこうした状況にとても効果的です。部屋や道具といった物に対する感謝だけでは足りないように感じたら、ぜひ実践してみてください。

片付けが好きじゃなくてもできる

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物や人に対する感謝とは関係なく、「片付けそのものが好き」という人ももちろんいます。しかし、好き嫌いという「好み」は生まれつきのもので変えられません。もともと片付けが好きではない人間に、「片付けを好きになれ」というのは無理な話です。

片付けが好きではなかったとしても、普通に片付けられるくらいには誰でもなれます。それ可能にするのが信念です。「一緒に住んでいる人に感謝する」「物を人のように扱って感謝する」。こうしたことを意識していると、ふとした時に「部屋を片付けよう」とやる気が高まって、片付け本で読んだ内容を実践できるようになります。

「もったいなくて捨てられないものはメルカリに出品しましょう」「冷蔵庫やクローゼットは仕切りを設けて整理しましょう」といったアドバイスを聞いても行動できなかった人は、まずこの信念から始めてみてください。

人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)

人はなぜ続けることができないのか?
続けるには信念が必要だ!

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佐々木誠

佐々木誠

作家。コンサルタント。「人物の影響」を特定して人生を変える「マインドレコーディング」を提唱。個人相談サービス『星を辿る』を運営し、心臓外科医、税理士、スポーツ振興の社団法人理事、小学校の教師など様々な業種にクライアントを持つ。日刊SPA!にて「魂が燃えるメモ」を連載。『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)発売中。

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