常識に縛られずに自分らしく生きる秘訣

常識

和食にも洋食にも食事作法があります。たとえば和食なら器は手に持って食べる。洋食ならフォークやナイフは外側から使う。また「音を立てないで啜る」といった、和洋どちらにも共通する作法もあります。

しかしこうした決まりごとは絶対ではありません。英国のエリザベス女王がある国の首相を食事に招いた時、その首相が手をすすぐために置かれたフィンガーボウルの水を、そうとは知らずに飲んでしまいました。それを見たエリザベス女王は顔色一つ変えずに、自分もフィンガーボウルの水を飲んだそうです。

首相の間違いを笑ったり指摘したりしなくても、正しい使い方をするだけで恥をかかせてしまう状況です。ましてや英国女王との会食ともなれば、顔から火が出るような思いをするに違いありません。周りのスタッフもさぞ肝を冷やしたことでしょう。

マナーはお互いが心地よく過ごすためにあります。逆にお互いが心地よく過ごすためならば、マナーを破るのも選択肢の一つです。それが咄嗟にできる気配りがあるからこそ、彼女は女王として自国民や世界中から認められているのです。

こうした逸話がもてはやされるのは、私たちの心が彼女のように柔軟ではないことを示しています。「物事はこうあるべき」という常識や規範に縛られてしまっているのを自覚しているから、自由自在な振る舞いに惹きつけられるのです。

そもそも物事というのは、決まっていないことの方が大半です。「こうあるべき」という規範や常識は、私たちが「こうすれば、こうなるはず」と想像した目論見を、いつの間にか「それが当然」と決めつけてしまったにすぎません。

自分に意中の人がいたとします。その人に振り向いて欲しくて、色々な努力をするのは良いことです。男も女もその過程で磨かれていくものがあります。しかしその努力が裏切られて両思いになれないと、「なんでここまでやってるのに振り向いてくれないんだ」と憤りが生まれます。

こういったことは恋愛に限らず、様々なシチュエーションで発生しています。あんなに頑張ったのに、志望校に合格できなかった。あんなに努力したのに、自分の企画が通らなかった。「あんなに頑張ったのに」という思いは、「○○したら」「○○すれば」という「たられば」を、さも自然法則か何かのように扱ったからです。

人の話として聞いている時は、「いや、そんなに思い通りに行くとは限らないでしょ」と冷静に考えられます。しかし、いざ自分のことになると、それが途端に難しくなります。だからこそ世の中は自分の人生を切り開こうとするプレイヤーではなく、他人の人生にケチをつける批評家で溢れています。

一体なぜ、私たちはこんなにも「こうすれば、こうなる」と物事を決めつけたがるのでしょうか。それは「一寸先は闇」という不確定の未来が恐ろしいからです。街灯が一つもない真っ暗な夜道を歩いていれば、誰だって恐くなってきます。時間的にも空間的にも先が見えない状態は、それだけで恐怖の対象です。

夜道に街頭を並べるのは難しくありません。しかし未来を先まで照らすのは、科学でも占いでも不可能です。では、私たちは見えない運命に翻弄されるだけなのかというと、そうではありません。暗い夜道をランプ片手に進むように、自分の足元であれば照らせます。それが自分を知ること、自己啓発です。

「こうあるべき」「こうなるべき」と物事を決めつけようとするのは、自分の振る舞いに自信がないからです。エリザベス女王はいつでもフィンガーボウルの水を飲むわけではありません。相手がテーブルマナーを知っていれば普通に接します。相手に合わせて自在でいられるのは、どんな事態に出くわしても、「自分はこうする」という軸を持っているからです。

「どうしてこんなことになるんだ」
「こんなはずじゃなかった」

そんな風に憤りを覚えたら、まず「こうなるはず」という決めつけから抜け出しましょう。自分の行動に対して、どんな結果が出るかなんて、いくら考えてもわかりっこありません。しかし、自分のことがわかると、どんな結果であれ、それを受け入れられるようになります。

少女漫画には、主人公の女の子に絶妙なアドバイスをする幼馴染がよく出てきます。彼氏との関係について「ああでもないこうでもない」と悩む主人公に、幼馴染は「あんたはどうしたいのさ?」と問いかけます。すると主人公が「彼に会いたい!」と答えて、「よし、じゃあ会ってこい!」と発破をかけます。そうして想い人の所へ走り出す主人公は、「結果を気にせずに前進する勇気」をもらっているのです。

残念ながら、現実には「背中を押してくれる幼馴染」はなかなか見つかりません。ですから、自分で自分の背中を押しましょう。それが「自分はどうしたいのか?」という問いかけです。それさえわかればどんな未来が待っていても、前に進む事ができるようになります。その時は私たちは、本当に知りたかったのは「上手くいくやり方」ではなく「自分らしいやり方」だったと知るのです。

 

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