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夫婦仲を幸せに保つ秘訣。「一つ」と「一緒」の違い

投稿日:2018年4月8日 更新日:

誰もが幸せを夢見て結婚をします。実際に結婚式は、二人の幸福と周囲の祝福がまるでシャワーのように降り注ぐ、人生最高の瞬間です。しかし残念ながら、その幸せがいつまでも続くとは限りません。

相手のことが信じられない。お互いの考えが擦れ違ってしまう。喜びを分かち合えない。あんなにも好きだったのに、こんなにも満たされないのはなぜか。その理由は「自分と相手を一つ」だと誤解することにあります。

明治神宮の拝殿の前に「夫婦楠」と呼ばれる二本の楠があります。この夫婦楠はまるで一本の樹木に見えるように枝葉が刈り込まれています。しかし当然ながら、その幹はそれぞれ一本ずつ、大地にしっかりと根を下ろしています。

これは現実の夫婦関係にも言えることです。お互いに惹かれあい結婚して、妻や夫という役割を持ち、一つの家庭を築いたとしても、それで個人の人格が失われるわけではありません。

結婚をする時は「この人と一緒になりたい」と考えます。「この人と一つになりたい」とは考えません。それは結婚ではなくセックスです。セックスは一時の「行為」です。そういう燃えるような思いの丈があってもいいかもしれません。

しかし夫婦は「行為」でなはく「関係」です。異なる二つの個人が、一つであり続けるのは無理があります。だからこそ私たちは結婚の時に「一つになりたい」ではなく、二つのものが一つの糸で結ばれる意味で「一緒になりたい」と言葉にします。

人間関係全般に言えることですが、私たちに大切なのは「同調」ではなく「協調」です。自分の感性や人格に基づいて、夫や妻という役割を担うから、一つの家庭として機能します。

それを「結婚とは」「夫婦とは」といった常識に当てはめようとすると、感性や人格がないがしろになります。すると自分が相手に同調したり、自分に相手を同調させようとしたり、色々と無理が出てきます。

人間には様々な側面があります。男性ならば「男としての自分」や「夫としての自分」がいます。女性ならば「女としての自分」や「妻としての自分」がいます。しかし、何より一番大切なのは「人間としての自分」です。これを押さえつけられると、私たちは幸せではいられません。

もし夫婦関係で悩んでいるのなら、まず「人間としての自分」を思いだしてみましょう。自分は何が好きで、どんな人間だったのか。どんな場所に出かけ、どんな音楽を聴いていたのか。思い浮かんだ内容を実行してみてください。

すると相手もその変化に気づき、態度が変わります。私たちは相手を変えることはできません。それをやろうすると価値観の押し付け合いになり、トラブルの火種になります。二人の仲がぎくしゃくしているのに、それをやってしまうとお互いに意固地になって、関係が悪化しかねません。

まず自分が変わることで、相手が変わるのを待つ。これが自己啓発の手法です。遠回りにも見えますが、一番安全です。腹を割って話すべきタイミングが来れば、エスカレートしない形で本音を伝え合う機会もちゃんと生まれます。

自分の人格を見るようになると、相手の人格も見えるようになります。枝葉の部分は一つに見えても、幹や根っこの部分は別々。そんな夫婦楠のように、一つの家庭があったとしも、それを作る二人の人格は別々です。この当たり前で、でもだからこそ見失いやすい前提を忘れないことが、夫婦仲を幸せに保つ秘訣です。

-コミュニケーション, 自己啓発

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