感情は行動でコントロールできる

変化

先日、友人とある飲食店に行ったら、とんでもなく杜撰な接客を受けました。注文した料理が来ない。どれくらい時間がかかるのかを尋ねたら、確認に行ったきり戻って来ない。そうかと思えば時間を聞いたことは一切言及せず、料理を持ってくる。頼んだトッピングはどちらにもついていない。

私は別に何とも思いませんでしたが、その友人は飲食で働いているので、「この店には二度と来ない」と相当ご立腹でした。ただ彼は腹を立てるだけでなく、「こういう接客をされた時の気分がわかったから、自分が仕事する時も気をつけよう」と自分に戒めていました。そこには「まあこういうこともあるか」と受け流してしまった私にはない、学びがあります。

私たちは勉強を単なる知識の積み重ねだと思いがちです。しかし自己啓発となるような教訓は、感情が動いた時にこそ生まれます。怒りや憤り、あるいは悲しみや苦しみ。その感情が生まれた時に、「次はどうするか」「自分ならどうするか」「これをヒントにして他の人に何かできることはないか」と行動に移そうとすることで、私たちは成長していきます。

私たちの行動の原動力は感情です。「好ましい」と感じるから近づき、「自分には必要ない」と感じるから遠ざかります。子供はそれを一番健全に実行しています。ところが大人になると感情を行動に移さず、感情のままで抑え込もうとします。なぜかどんなことでも我慢するようになり、「良いな」と思っても我慢して、「やだな」と思っても我慢します。だからどんどん不健全、不健康になっていきます。

もちろんこれは「感情を爆発させろ」とけしかけているわけではありません。子供は精神的にも身体的にも幼く、感情を爆発させても大事には至りません。しかし、もし大人が同じ事をしたら、取り返しのつかないことになってしまいます。ただ大人は子供よりも精神的に発達しているので、自分の感情をより高度に受け止め、それを表現できるはずです。感情を爆発させるのではなく、かといって押さえ込むのでもない、スマートに行動に転換させるのが成長の道です。

もちろん、それが大きな悲しみであればあるほど、行動に移せずに抱え込んでしまうのは致し方ありません。「三年の喪は天下の通喪なり」と孔子は説きました。親が亡くなれば、子は三年は喪に服すというのが古代中国の習わしでした。

反対にもし親が子を亡くしたとしても、その心痛は筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。悲しみに暮れる相手に「感情は行動に転換しましょう」とアドバイスするのは無神経以外の何物でもありません。ただそれでもいつかは悲しみを受け入れて、前を向いて進まねばならないのも確かです。そのために三年といった時間がかかるのは、私は間違ったことではないと思います。

今回のような「飲食店のトラブル」といった話であれば、明日から活かせる教訓になります。しかし肉親の死を受け入れるのは並大抵のことではありません。しかし、それができた時、私たちは同じ境遇で苦しむ誰かに、言葉をかけられるようになります。社会とはそうして助け合い、支え合っているのではないでしょうか。

感情を行動に転換する。これはネガティブ感情だけでなくポジティブ感情についても同じことが言えます。嬉しさや楽しさ、幸福感を覚えたら、たんにそれを味わうだけでなく、やはりそこから教訓を導き出して、それを行動に反映させましょう。それは「自分の行動をより洗練させる」ということかもしれませんし、「自分の成功体験を誰かにシェアする」ということかもしれません。反映する形は様々です。

しかし、そうした行動に移すことなく、自分の満足感だけで終わらせると、単なる無駄遣いになってしまいます。それでは自分の成長にも、他者への貢献にも繋がりません。物語にはハッピーエンドとバッドエンドがあります。しかし、人生では幸せも不幸も一つの通過点に過ぎません。「今」を「次」に生かし続ける、自己啓発の姿勢が大切です。

日本は「水に流す」という文化があります。過去の経緯にはこだわらない、という考え方です。とはいえ、なかなかできることではありません。嫌なことを忘れよう忘れようと努めれば努めるほど、そこに一層こだわりが生まれてしまいます。自分が楽しい事と気持ちいい事ばかりを追求していると、徐々に破滅が忍び寄ってきます。それは感情を感情だけで何とかしようとしているからです。

水は雨となって地に落ちて、川を流れて海にたどり着き、また雲となって空に上るという循環を繰り返しています。この自然現象と同じように、感情が行動に、行動が感情になるという循環が心身のあるべき関係です。感情は感情だけで考えるのではなく、行動と結びつけて初めて適切に扱えます。良いことも悪いことも、そこから教訓を導き出して、行動に変えていきましょう。

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