マインドレコーディング

決心の秘訣。志望校に落ちた高校生が、一晩で進路変更できたワケ

決心は人でする

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ある大学生は高校時代、親元を離れて柔道の強豪校に通っていました。大学受験の際も「柔道を続けたい」と考え推薦を狙いましたが、残念ながら不合格になってしまいました。志望していた進路に進めなくなった彼は、「どこでもいい」という気持ちになりました。

そんな彼のもとに、「このままでは埒が明かない」と考えた父親がやってきました。父親と二人で話したところ、それまでの進路を大きく変えて、現在通っている大学を受験することが決まりました。彼はこの時のことについて、「一晩で考えが変わった」と振り返っています。

この大学生の体験には、誰にとってもヒントになることが含まれています。それは「決心は人物でするもの」というヒントです。人間は自分で自分を切り替えることができません。人間が変わる時は、必ず誰かに影響を受けています。

人間以外の理由で決心しても、その決心は簡単に揺らいでしまいます。たとえば「お金が欲しい」という理由で副業を始めたのに、「なんで会社から帰ってきた後も働かなきゃいけないんだ」と気持ちが萎えてしまうのは、その典型です。

お金を理由に副業を始めても、今の収入でも生活に困っていなければ、「なんでこんなに働かなきゃいけないんだ」と考えてしまいます。「こうすればうまくいく」という理屈を理由にしても、「こっちのやり方のほうがいいかもしれない」とすぐに目移りしてしまいます。それが人物以外を理由にした行動の結末です。

 理由に人を含める

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「どうしてこれをやるのか?」という理由に人を含めれば含めるほど、「一晩で考えが変わった」と話す大学生のように、「やっぱりこっちの方が」と他の選択肢を引きずることがなくなります。修正や変更を加えるとしても闇雲なものではなく、一貫性を持てるようになります。行動の背景には、常に人物の影響があるのです。

マインドレコーディングはこの人物の影響に気づくことで、人生を変える手法です。この大学生の考えが一晩で変わったのは、父親が相手だったからこそです。両親の言動は子供に対して強く影響します。こうした影響に気づくのが早ければ早いほど、そして多ければ多いほど、自分の行動をコントロールできるようになります。

仮に「お金が欲しい」という理由であっても、そこに「家族を養うため」とか「親に楽をさせてあげたい」といったように人物が含まれていれば、それは揺るぎのない行動理由になります。お金や名声や成功といった願望を目指すとしても、そこに人物を含める必要があるのです。

マインドレコーディングを実践すれば、「人物の影響」の重要性に気づき、自然と理屈に人を含められるようになります。ぜひ実践してみてください。

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佐々木誠

佐々木誠

作家。コンサルタント。「人物の影響」を特定して人生を変える「マインドレコーディング」を提唱。個人相談サービス『星を辿る』を運営し、心臓外科医、税理士、スポーツ振興の社団法人理事、小学校の教師など様々な業種にクライアントを持つ。日刊SPA!にて「魂が燃えるメモ」を連載。『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)発売中。

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