やりたいことを見つけるには? 情熱は「感性」から生まれる

個性と感性

「やりたいことが見つからない」
「いろいろと考えているけれど、どれもピンとこない」
「もっと情熱を燃やして生きていきたい」

人間は「意味」と「価値」の二つを、自分に対して求めています。価値というのは他者からの評価です。誰かに認められ、何かを任せられ、その対価を頂く。周囲に認めてもらえるほど、生活は潤います。

しかし、周囲に認められ裕福になったとしても、満足できない場合があります。はたから見れば不自由のない生活をしているのに、心の中には空しさばかりが募る。その時、人は「自分は何のために生きているのだろう」と自らに問いかけます。これが自己啓発の始まりです。

その時に問われている内容が「意味」です。意味に対する希求はお金や地位によっては満たされません。それは自分が今やっていることに対して、自分でどれだけ感動できるかで決まります。だからこそ「やりたいこと」や情熱には、考えることでは辿り着けないのです。

「星をたどる」では、メンバーに暫定テーマを決めてもらっています。それはたとえば「動く」といった抽象的なものです。あまり具体的だと一回で終わってしまうので、あえて抽象的にしています。

具体性は目標達成のためには役立つかもしれませんが、継続して自分の方向性を確認するにはあまり適しません。だから具体的な「目標」ではなく、抽象的な「テーマ」にしています。

人間の心は「検索的」です。検索サイトはキーワードを入力すると、関連する情報が抽出されます。人間の心も同じように、テーマを決めると、「ああ、そういえば」と思い当たる節が浮かんできます。

この「動く」というテーマに決めたのは、ある医大生です。彼は物事を俯瞰的に捉えるタイプでとても聡明ですが、その分だけ行動不足に陥りがちでした。しかし、それだと新しい刺激が減ってしまい、成長も鈍ってしまいます。そんな流れを変えるための選択でした。

テーマを決めて、彼の心に浮かんできたのは登山です。高校時代は山岳部に所属していましたが、大学生になってからは、忙しいのを理由にすっかり遠のいていたそうです。すぐに「テーマとして決めた結果だから」と登ってみると、その良さを再認識したらしく、今も時折「こんな山に登ってきました」と風景写真を送ってきてくれます。

そんな彼が自分の将来として考えているのは「山岳医療」だそうです。6年ある医大のまだ3年生なので、この先変わるのかもしれません。しかし情熱の矛先の探し方としては間違っていないと思います。

目標はそれを達成したら、今度はより高い目標を目指します。目標はどんどん先細りしていきます。「世界一になると目指すものがなくなり、モチベーションを失ってしまう」というのは、スポーツドキュメンタリーではよく耳にする話です。

しかしテーマの場合は、その反対です。テーマは高まるのではなく、深まっていきます。何に対して深いのかというと、自分自身に対してです。テーマを深めていった先に、自分の全存在を支えている一点を見つける。それが「やりたいことを見つけるには?」という問いの答えだと、私は思います。

とはいえ、これは一朝一夕にはなりません。テーマについて実行しても、あまりピンとこないかもしれません。もしくは一瞬「こういうことかな」と感覚をつかんでも、すぐに「ただの気のせい」「勘違いだった」と否定してしまうかもしれません。しかしそれでもなお、諦めずにテーマの深掘りを続けていると、「これが自分だ」という一点がわかるようになり、それが自信の源になります。

その一点、その源の名前は「感性」です。感じることを続けていると、それはやがて感性に至ります。この時は、私たちは運命を自覚します。大げさに聞こえるかもしれませんが、「決まっている未来」を人は運命と呼びます。「自分の感性はこれだ」と決まったら、もう他のことは選びません。だからそれ以降の人生は運命になる、ということです。

私たちは理屈では納得しません。合理的に考え、矛盾がないように突き詰めても、少しも安心できません。なぜなら合理や無矛盾はある立場から見て、「そう考えられる」というだけ過ぎないからです。自分自身を拠り所にしていなければ、心は「でも、こうも考えられるじゃないか」と不安材料を新たに見つけ出してしまいます。

世の中には「合理的」や「客観的」といった思想が溢れています。それが不要とも無駄とも思いません。しかし、もし「情熱」を求めているならば、主観という別の世界が必要です。「考える」のではなく「感じる」ことを、「理屈」ではなく「感動」を大切になさってみてください。情熱はその先にあります。

 

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