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スナックMBでミニ相談。自分らしく生きるための第一歩。

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自分を殺す人は声が薄い

「星を辿る」では友人のMBが開くスナックMBで定期的にミニ相談会を開いています。今回はKさんからご相談をお受けしました。といっても今回は向こうから話を切り出されたわけではありません。たまたま腰を下ろした隣にKさんがいらっしゃったのですが、彼の声音に悩んでいる人特有の薄さを感じて「これは何かあるのだろう」と感じて、こちらからお話を伺った次第です。

声音にはその人の心の状態が如実に現れます。自分をなくしている人の声は紙のように薄く弱々しくなり、反対に傲慢な人の声は粗野で乱暴になります。Kさんはまさにその前者でした。よく「腹から声を出せ」と指導するリーダーがいますが、彼は腹どころか胸すら震わさないように、喉だけで話している状態でした。

胸が震えないというのは、自分を抑圧しているということです。お話を聞くと現在休職中で、休む直前は上司だけでなく同僚や部下にまで、上司と同じようなことを言われる状態になってしまったそうです。それはもはや仕事の問題ではなく、人間関係がこじれてしまっています。

人間は誰もが平等ですが、組織はそうではなく上下関係が歴然と存在しています。組織の前提である上下関係を無視して、部下までが上司のように振舞ってくるのは尋常ではありません。だからこそ、彼は休職するまで追い込まれたのです。

心に剣を持て

一体なぜ、そんなことになってしまったのか。その原因は「心に剣を持っていないから」です。動物は自分の身を守るための武器を必ず持っています。犬は牙を、猫は爪を、鳥はくちばしを持ち、自分の身に危険が及んだらそれで戦おうとします。

ところが私たち人間は嘘の教育を受けて、時にその武器を自ら手放してしまいます。人を傷つけてはいけない。私たちは幼い頃から、何度も繰り返し教え込まれます。もちろん無闇に傷つけようとするのはよくありません。しかし自分が傷つけられているにもかかわらず、それでも我慢しなくてはならないというのは、どういう理屈でしょう。なぜお互いにやりあう「争い」と、一歩的な「リンチ」の二択から選ばなければならないのでしょうか。

心に剣を持っても、すぐに争いに結びつくわけではありません。むしろ争いが減ります。なぜなら、いざとならば剣を振るうつもりのある人間に、誰も気安く喧嘩を売ったりしないからです。「こいつは何をして歯向かわない、抵抗しない」と調子に乗らせているから、同僚や部下がつけ上がります。

学校で起きるいじめも全く同じ構造です。「喧嘩はよくない」とか「人を傷つけてはいけない」という信念に基づいて、何をされてもヘラヘラしている平和主義者は少しずつ自分を失い続けます。そしていつしか限界がやってきて、休職や不登校に追い込まれてしまうのです。

まず動物として己を守る

私たちは人間である前にまず動物です。相手がこちらを人間として友好的に扱うのならば、もちろんこちらも同じように振る舞えばよいでしょう。しかし相手が動物のように抵抗しない人物を獲物にするようなレベルの低い人間ならば、こちらも心の剣をチラつかせて相手を黙らせましょう。

普段から侍のように刀を脇に刺しているイメージを思い浮かべ、「それ以上近寄るなら切り捨てる」という念じてみてください。もしすでに理不尽を被っているならば、その相手と会うたびに心の中で斬りかかりましょう。

そういう人間は動物的なだけあって、そういうことに関しては勘が働きます。こちらがその気になるだけで、手を出してこなくなります。剣は振るうことだけでなく、ただ見せることにも意味があります。いわゆる抑止力です。

こちらが「良かれ」と思って穏便にしていると、つけあがるような人間は大したレベルではありません。そんな人間によって自分の人生を抑圧するのは、自分自身に対する裏切りです。私たちにはもっと他にやらねばならないことがあるはずです。

学ばなければ繰り返される

この「心に剣を持て」という話を進めていくつれて、Kさんの声に徐々に力強さが戻りました。喉で喋っていたのが、きちんとみぞおちに響くようになりました。ご本人にも確認をとりましたが、「本当ですね」と笑っておられました。もちろん「これで全て解決」というわけではなありませんが、とりあえずの第一歩を踏み出せたと思います。

というのも、こうした心理的解消を行わないと、仮に今の仕事を辞めても次の職場で同じことを繰り返してしまいます。相手が変わっても、場所が変わっても、必要な学びが終わるまで同じことが繰り返されるのです。

私たちは頑張れば、あるいは努力すれば人生が変わると考えがちです。しかしただ頑張ったり、動力するだけでは変わりません。「なぜこんなにも報われないのか」と悩んだのなら、一度立ち止まって考えてみましょう。その努力は一体どちらの方向を向いているでしょうか。

もしそれが物事や手法といった外側ばかりだと感じるのであれば、一度自分自身の内面を振り返ってみましょう。人間が変わるのは、自分の認識が変わった時だけです。自分の持つ信念次第で人生はいかにようにも変わります。その認識を促すためにあるのが自己啓発です。

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