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なぜ仕事は「段取り八分」と言われるのか。ずば抜けた結果を出す方法

投稿日:2018年4月23日 更新日:

ターシャ・テューダーというアメリカの国民的絵本作家がいます。彼女はバーモント州の田舎に東京ドームの20個分という巨大な庭園を一人で作り上げました。その庭の美しさは園芸愛好家から「究極のナチュラルガーデン」と評されています。

春、夏、秋は庭づくり、冬は家にこもって絵本制作。その理想的な暮らしぶりから日本のファンも多く、NHkで何度か密着ドキュメンタリーが放送されました。90歳頃のインタビューでしたが、「長年庭弄りをしてきたけれど、ほとんどの時間が草むしりだと気づいたわ」と話していて、とても印象に残りました。

私たちがテレビを通して、「美しいな。立派だな」と感じるのは一瞬です。しかし、その印象を作り上げるのに、彼女は人生の大半を費やしています。ガーデニングに限らず、「美しい、素晴らしい、立派だ」と人の目に触れるのは全体のごく一部に過ぎません。

私のブログはアナリティクスだと平均セッション継続時間4分と計測されています。かなり細かい定義になるので簡単に説明すると、これは一人の読者が訪問して、数ページ読んでから退出するまでの時間が平均4分ということです。

ブログによっては1分以下ということも珍しくなく、4分という数字は長い方になります。しかし、それでも書くのにかかった時間と比べると、あっという間です。私は一記事かき上げるのに1時間半くらいかかっています。読むのに数分、書くのに1時間半です。

しかも1時間半というのは、あくまで執筆時間です。文章を書くには内容、つまりネタが必要で、そのネタを見つけるには24時間ずっとアンテナを張っていなくてはなりません。時には夢の内容もネタになるので、文字通り一日中です。

実はこれが文章を書くコツでもあって、書けない人は椅子に座ってから書く内容を考えようとします。しかし、「あ、これはいいな」というアイディアやひらめきは、何か違うことをしている時に反射的に閃きます。だから文章は机に座る以前の、日常生活にアンテナを張る段階から始まっています。

仕事は「段取り八分」と言われてます。商品を売るにしろ契約を取るにしろ、実際にお客さんや取引相手とやりとりするのは数分、せいぜい数十分でしょう。しかし、それを成立させるには、何十時間や何百時間という膨大な準備と下調べが必要です。また仕事のアイディアをプライベートの時間に思いつくことも珍しくありません。

仕事にしろ文章にしろガーデニングにしろ、「何かをする」というのは生活全体をそこに仕向けることを意味します。その状態を指して、私たちは「人生を捧げている」と表現するのです。それは「睡眠時間以外はすべて労働」というブラック企業のような意味ではなく、「常にテーマを念頭に置いて生活する」という意識の問題です。

もし何かを成し遂げたいならば、目に見える行動の部分だけに注目しても意味がありません。そこだけで頑張ろうとしても、結局できる事が何もなくて、悶々とした時間を過ごし、気力を消耗してしまうだけです。まず自分がやろうとしている内容を「テーマ」としてしっかり定め、自分の暮らしに結びつけることから始めましょう。

仕事なら仕事、趣味なら趣味、恋愛なら恋愛。テーマを念頭において世の中を眺めると、至るところにヒントが見えてきます。テレビのドキュメンタリーから仕事のアイディアが、雑誌の立ち読みから趣味のヒントが、何気ない会話から異性に出会うチャンスが見えてきます。

するとあれだけできなかった仕事が、すいすいできるようになってきます。自分の生活全体を通して、用意周到に準備してきたのだから当然です。休みなく働くという意味でありません。いつもテーマを携えていると、休んでいる間にアイディアやヒントが見つかるのです。ずば抜けた結果というのは、そうして生活そのものを捧げるから生まれます。

人はつい庭の美しさだけに目を奪われますが、それは草むしりを毎日しているからです。ぜひ目の前の仕事だけでなく、そこにあるテーマを生活全体に拡大してみてください。今までとは次元の違う働きができるようになります。

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