行動できないのは情報過多が原因。頭脳思考から脱却しよう。

ビジョン, 環境, 美意識, 顕在意識

左脳は言語思考で、右脳はビジュアル思考。1960年代に行われたロジャー・スペリーによる分離脳の研究以降、私たちは脳についてそう考えてきました。その後、脳に関する研究が進み、この機能局在論が誤りであることが明らかになりましたが、それでも「言語思考はロジカルで、ビジュアル思考は独創的である」という考えは今も支持されています。

それが脳のどの部分から生み出されたものであろうと、私たちは言語思考とビジュアル思考を明確に区別しています。そして、「ビジュアル思考がアイディアやビジョンといった成功に繋がるヒントになる」という考えを信仰しています。だからこそ、私たちはアイディアを求める時に、イメージングやビジョンや図解を利用しようとします。ビジョナリーボードやイメージング、マインドマップはその典型です。

しかし、言語思考であろうと、ビジュアル思考であろうと、それが頭脳が生み出した思考であるという時点で、限界があるとしたらどうでしょう。「言葉で考えるから枠にはまった考えしかできない。大切なのはイメージやビジョンだ」と考えていたのに、そのビジュアル思考も結局は実現しないとしたら、私たちは思考そのものを脱却しなくてはらならないことになります。

言語思考もビジュアル思考も含めた、頭脳が生み出す思考全体を「星を辿る」では「ヘッドイメージ」と呼び、その脱却を目標にしています。私たちの意識がヘッドイメージに限定されている限り、それはいかなる結果、いかなる現実にも繋がりません。

このように断言されると、「自分の指示一つで億単位のお金を動かす経営者や実業家はどうなんだ」という疑問が浮かぶかもしれません。確かに彼らは自分の閃きを部下に口頭で伝えて、会社を動かしているように見えます。しかし、その疑問自体がとても浅薄な、ヘッドイメージに留まっています。結果を出している実業家は、その思考に身体性が伴っているのです。

任天堂が携帯ゲーム機「ゲームボーイ」を発売する際、山内社長は受け取った試作機を床に叩きつけて耐久性を調べたといいます。また松下電器の松下幸之助はVHSかベータマックスを選択する際に、それぞれのデッキを持ち上げて、より軽かったVHS選んだそうです。軽い方が部品が少ないので、壊れにくくコストも削減できるというのがその理由です。

優れた実業家はこのように頭で考えるのではなく、身体で理解します。これこそが言語思考とビジュアル思考による「ヘッドイメージ」を超えた、肌感やハラ意識による「ネーブルイメージ」です。ここまでの落とし込みがなければ、どんなアイディアが浮かんだところで「下手の考え休むに似たり」でしかありません。実際に、現場からトップの足が遠のいた企業は必ず衰退していきます。

ところがネットが普及し、情報が溢れ返ったせいで、私たちはへッドイメージを限りなく肥大化させてしまっています。ビットコインで荒稼ぎした億り人のインタビューを見れば、「自分も!」と思って仮想通貨の口座を開設し、ヒカキンが有名になれば、「自分も!」と思ってYouTubeでゲーム実況を始め、藤井聡太が将棋で勝ち進めば、「自分の子供も!」と思って将棋教室に通わせます。おびただしい情報とそれが生み出す無数の幻想、無際限のヘッドイメージに振り回されてばかりいます。そうやって、いつの間にか他人の夢につき合わされているのです。

情報を集めるのは大切ですが、「集めれば集めるほど良い」というわけでもありません。これは食物と一緒です。食物にはビタミンやミネラルなど人体に必要なものが含まれています。しかしだからといって、食べれば食べるほど良いわけではありません。過ぎた美食や間食は身を滅ぼします。

食べ過ぎで太るのと同じように、情報を摂取し過ぎて「頭でっかち」になっている状態。「正しさ」や「客観性」ばかりに注目して、他人を否定、批判し、自分は何もしない状態。頭の中に妄想が充満しているのに何も行動できず、何も実現できずにいる、飢餓ではなく飽食による苦しみ。これを「星を辿る」では、「インフォファット(情報過多)」と呼んでいます。

肉体において食事と運動のバランスが大切なように、精神においては情報と行動のバランスが大切になります。大した目的もなく、1日に5時間も6時間もスマホを見ていたら、間違いなく情報の摂り過ぎです。おそらく「こうするべき」「こうした方がいい」「こうしなきゃいけない」という想念で頭が一杯になってしまっていると思います。それでは行動に移せるネーブルイメージには到底辿り着けません。

人間意識に関する本当の仕組みを知らなければ、「何かがおかしい」と感じても原因がわからずに、現状を維持するしかありません。インフォファットも、情報によるヘッドイメージが人間の価値判断や行動理由のすべてだと信じて疑わないからです。しかし、実際に人間が行動できるのは、ハラから納得した時だけです。頭ではなくハラで「よし、わかった!」となるまでは行動しても、結果には繋がらないのを肝に銘じなくてはなりません。これを知らないから、すぐに焦れて物事を投げたしてしまいます。

逆に仕組みを知れば、いくらでも手の打ちようが見えてきます。これが本来のヘッドイメージの使い方です。物事を始めるきっかけにするだけで、結果までは求めない。結果は自らの手で掴む。そういう付き合い方をしなくてはなりません。このヘッドイメージとネーブルイメージの区別をつけずに混同している状態を「トポロジーエラー(位相錯誤)」と言います。

インフォファットの場合は、まずダイエットが必要です。ぶくぶくに太った人間が、いきなりフルマラソンに挑戦するわけにもいきません。明らかな食べ過ぎであれば、肉体において食事制限が必要なように、精神においてもインフォダイエット(情報制限)、インフォファスティング(情報断食)が必要になります。

一週間の間、読書を避け、テレビを避け、ネットを避け、無駄な人づきあいを避けてみましょう。断食が肉体の重さを拭い去るように、情報断食は精神のノイズを拭い去ってくれます。何を始めるにしても、情報まみれの現代人のスタート地点はまずはそこからです。

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