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考えるにはヒントが必要。あれこれ悩まずに答えが見つかる方法

投稿日:2018年7月10日 更新日:

「自分が好きなことをしよう」というアドバイスがあります。聞いた時は「なるほどもっともだ」と思うかもしれません。しかしいざ、「じゃあ自分が好きなことってなんだろう」と考えみると、その答えが意外とわからなくなってしまいがちです。

考えるというのは、「頭の中で悩む」という意味でありません。たとえば自分の好きなことは、実際に自分の住む家や部屋を見ているとわかってきます。普段どんな雑誌を読むのか、どんなテレビ番組を見るのか、どんなWEBサイトを見るのか、本棚にどんな本が並んでいるのか、どんな趣味のためにどんな道具を揃えているのか。そして、そこにどれくらいの時間とお金をかけているのか。

身の回りをヒントにして想いを巡らせれば、そこに感情が湧きあがってきます。その感情こそが「自分が好きなこと」です。答えはこのようにヒントをきっかけにして見つかります。

自己啓発は「答えは内側にある」とか「自分の答え」といった表現が大好きですが、これも同じようにただ徒手空拳で自分の内面を見つめるという意味ではありません。自分の好きなことを見つける時と同じです。「内側の答え」を見つけるには外側をヒントにするのが、「自分の答え」を見つけるには他人をヒントにするのが成功の秘訣です。

「星をたどる」のサロンメンバーに、ヨガを習っているMさんという女性がいます。Mさんは先日、ヨガの先生が募ったフレンドファンディングを支援し、そのお礼として一対一のレッスンを受けました。そのヨガの先生は「嘘がない人」で、「嘘をつく人の気持ちや思考がわからない」と自分でも話しているそうです。そんな先生との一対一のレッスンで、ヨガのこと以外についても話す中で、Mさんは「ああ、自分は嘘をついてきたなぁ」と気づきました。

私はこれはとても美しい気づきだと思います。自分に嘘をつくよりも、自分に正直でいる方が健全です。ですから嘘をついてきたのは、健全ではないのかもしれません。しかし正直なれるのは、「嘘をついてきた」と認められてからです。存在するネガティブに気づくことがポジティブへの転換点になる。ここに人間心理の妙があります。だから私はこの気づきがとても美しく感じられます。

Mさんの気づきは他人をヒントにして、自分を見つけた好例です。これはいわゆる比較とは違います。比較は自分と誰かを比べて、「良いか悪いか」をジャッジします。しかしMさんの場合は、ただ自分と相手を照らし合わせて、自分のこれまでの振る舞いについて、ただ認識しています。

良いのか悪いのかをジャッジすると、自分で自分を裁いてしまいます。「嘘をつくのは悪いことだ」という信念に基づいて、「自分は嘘つきだ」とジャッジすると、そこから自罰的な振る舞いが始まります。こうした罪と裁きと罰による修正は、サイクルの性質がネガティブなのでなかなかうまく回りません。

しかしMさんの場合は「自分は嘘をついてきた」という表現に非難めいたものがなく、ただありのままを認めていてます。それは自分と他者を比較するのではなく、ただ自分のために他者を参照しているからです。「比較」と「参照」の違いは単なる言葉を遊びのように聞こえるかもしれませんが、比較には「あの人は素晴らしい。それに比べて私は駄目だ」と論じて終わってしまうようなニュアンスが、参照には「自分を成長させるために相手を参考にした」というニュアンスがそれぞれあります。同じようなことをしても根っこにある心の方向性で、その後の展開が大きく変わります。

自分の思考に、比較ではなく参照のような心の自然さが伴うと、土に植えた種が芽吹いて花をつけて実るように、スムーズな変化が後に続きます。「思考は現実化する」というお題目は飽きるくらい聞いた事があると思いますが、こういった認識を起こせるかが自己啓発のポイントです。

自分の好きなことをしよう。自分のやりたいことをやろう。その通りだと思います。しかし、私たちはそれをすぐさま行動に移せるほど、自分のことがわかっているのでしょうか。確かに一を十にする手段はたくさんあります。ブログ、ユーチューブ、ツイッター、フェイスブック、インスタグラム。マーケティングやプロモーションの手法だって、選り取り見取りです。もし自分に伝えたいメッセージがあれば、それを他者に伝えるのがこれほど簡単で、これほど可能性がある時代はないでしょう。

しかし私たちは理屈や仕組みによって一を十にする前に、まずゼロをイチにしなくてはなりません。もし定期的に行動や発信ができずに三日坊主で終わるなら、まだ自分なりのメッセージを見つけられていません。自分の核となるメッセージがあると、それが相手や媒体によって変化して、いつでもどこでも自分らしく振る舞えるようになります。それこそが自己啓発の役割です。

自己啓発は「自分は、自分は、自分は」というイメージが強いですが、それだとただ考えるだけの思考の迷路をさまよってしまいます。内側の答えを見つけるには、外側をヒントにする必要があるのです。それによって私たちは自分の内側を照らし、そこに自分が本当にやりたいことや、自分が発したいメッセージを見つけます。自己啓発を望むのなら、ヒントを探しに色々な所へ出かけ、色々な人に会いましょう。

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