自己啓発のコツ 成功イメージはなぜ実現しないのか

ビジョン

「社長になりたければ、ビル最上階の社長室、マホガニー製のデスク、革張りのチェア、そこに座っている自分をイメージをしろ。木材や革の質感までリアルに想像しろ」

自己啓発のイメージ法ではこのような指示がよくあります。リアルにイメージすれば、やがて現実になる。しかし、もしこれが額面通りならば、私たちはとっくに成功しているはずです。

「高級車が欲しい」
「高級バッグが欲しい」
「タワーマンションに住みたい」
「社長になりたい」
「素敵な恋人が欲しい」

私たちの頭にはこうした想いが渦巻いてます。特に異性に関しては同級生や同僚だった場合、リアルに想像しているはずです。それなのに、そのイメージが実現しないのはなぜでしょう。

イメージを実現させるにはコツがあります。それは「親近感」です。イメージに対して「ああ、自分はこれからそうなっていくんだな」という親近感がなければ、そこへ近づいていけません。

そして、この親近感は過去の経験から湧き上がってきます。私が自己啓発を生業にしているのは、私自身が中学生の頃から自己啓発好きだったからです。

とはいえ、まさかそれを仕事にしてクライアントを持ち、大手出版社で連載を頂けるとは中学生の頃には夢にも思っていませんでした。それがここ数年で役割として自覚するようになり、明確なイメージを持つことでそれが現実化していきました。

明確なイメージとは「マホガニーの机」「革張りの椅子」といった物質的なリアリティではありません。「ああ、自分はそのうちこういうことをやるんだな」という腑に落ちるような納得感、シチュエーションに対する臨場感が決め手です。

そういう時はわざわざイメージするまでもなく、自然と心から情景が浮かんできます。そうした情景はなんとも明るく魅力的で、日常のふとした瞬間に脳裏に甦ってきます。ほとんど自動的で、イメージする必要すらないのです。「星をたどる」ではこれをイメージと分け、「ビジョン」と呼んでいます。

六本木ヒルズに住んで、フェラーリに乗って、海外旅行に出かける。絵に書いたような成功のイメージですが、はたして本当にそれを望んでいるのでしょうか。

もしかしたら東京ではなく京都に住みたいのかもしれません。ワインではなく日本酒が飲みたいのかもしれません。フェラーリではなくポルシェが、海外旅行ではなく国内旅行を望んでいるのかもしれません。何を好むかは、これまで歩んできた人生によって変わります。

ここを間違えると、親近感を持てずに実現しません。私たちはいつの間にか誰かに「こうしなさい」とイメージを植え付けられ、それを自分のものだと誤解してしまいます。あまりにも自分をないがしろにしているのです。

本当の答えはとてもシンプルです。自分が望んでいることを知る。子供の頃に好きだったことや、得意だったことを思い出してみましょう。ビジョンはその延長線上に浮かんできます。

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