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「人生を変えるマインドレコーディング」無料試し読み③

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こんにちは、佐々木です。8月24日に出版される拙著、「人生を変えるマインドレコーディング(扶桑社)」の第1章をブログで公開いたします。「何をやっても上手くいかない」「何かを見落としている気がする」と感じているならば、あなたが見落としているものが、きっと本書で見つかると思います。ぜひご一読ください。

「理屈」で人は動かない

「こうすればうまくいく」という理屈に程度があるように、「だからこれをやる」という 理由にも程度があります。浅い理由の特徴は同義反復です。「お金が欲しいからお金を稼 ぐ」とか「恋人が欲しいから恋人を作る」といった同じ言葉の繰り返しだけでは、行動す る理由にはなりません。

私には年商数億円の会社を経営する友人がいます。彼は子供のころに父親の会社が倒産して、それまでの裕福な生活から一転、極貧生活を送りました。「借金取りが家のドアを 叩く」というドラマのような経験もしたそうです。

「カネがないっていうどうしようもない理由で、両親がいがみ合うのを見るのは、嫌なもんだよ」と彼は話してくれました。そうした経緯から「子供のころに、あれだけカネで苦労したのだから、二度とお金で困らないようにする」と決めていて、その金額は最初から目標にしていたそうです。

お金が欲しいのは誰でも一緒です。重要なのは、その願望にある個人的な背景です。子供のころに極貧を経験しているからこそ、「二度とお金で困らないようにする」という決心が行動の理由になります。その「自分だけの理由」が信念です。

これは「お金を稼ぐには子供のころに貧しい必要がある」という話ではありません。信念は自分だけの理由であり、人それぞれです。なんでもかんでも全員に当てはめようとするとおかしくなります。

「こうすればうまくいく」という理屈は一般化できます。しかし、「だからこれをやる」 という理由は一般化できません。理由になるのは、自分が心を揺さぶられた特定の体験です。大切なのは、その体験を思いだすことです。繰り返し思いだすことで、信念は強くなります。

野球もサッカーもテニスも水泳も、スポーツ選手は常に一番を目指しています。学校で一番、市町村で一番、県で一番、地方で一番、日本で一番、アジアで一番、世界で一番と トップを目指していると、「なぜそこまでやるのか?」と自分の理由を見失うことがあります。

そんなとき、彼らは自分と向き合うことで、自分の理由を思いだします。それは言葉にすれば、「好きだから」「やりたいことだから」「魅せられたから」といったシンプルなものになるかもしれません。しかし、学校で一番を目指しているときの「好き」と、世界で 一番を目指しているときの「好き」では、程度に大きな開きがあります。

昨今は「好きなことをやればいい」とか「やりたいことをやればいい」といった風潮がありますが、それで片づけられるほど人生は単純ではありません。そういう話を鵜呑みにしても、すぐに「自分の好きなことってなんだろう」とか「自分のやりたいことってなんだろう」という疑問が浮かんできます。

仮に何かを始めても、「本当にこれが好きなことなのか?」とか、「本当にこれがやりたいことなのか?」といった疑心暗鬼が生じます。そうなるともう、どんな理屈があっても続けられません。「こうすればうまくいく」という理屈と、「だからこれをやる」という理由は別物です。

「信じる」の反対は「疑う」です。自分の行動に見合った信念があれば、そうした疑念は起こりません。「自分だけの理由」である信念を持つことで初めて、今まで学んできた知識や技術といった理屈を活かせるようになります。

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人生を変えるマインドレコーディング

人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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佐々木誠

佐々木誠

作家。コンサルタント。自己啓発とビジネスを結びつける階層性マーケティングや、自分らしさを取り戻すマインドレコーディングを提唱。様々な業種にクライアントを持ち、現在はコーチング業の傍らオンラインサロンを主宰。日刊SPA!にて「魂が燃えるメモ」を連載中。『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)発売中。

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