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「人生を変えるマインドレコーディング」無料試し読み⑦

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こんにちは、佐々木です。8月24日に出版される拙著、「人生を変えるマインドレコーディング(扶桑社)」の第1章をブログで公開いたします。「何をやっても上手くいかない」「何かを見落としている気がする」と感じているならば、あなたが見落としているものが、きっと本書で見つかると思います。ぜひご一読ください。

マインドレコーディングSTEP3「エピソード」を思いだす

ヒントを集めていると、自分の体験を思いだすことがあります。いつ、どこで、誰と、どんな経験をして、心を揺さぶられたのか。その体験がエピソードです。

ヒントと同じように、エピソードでも大切なのは人物です。たとえば「 年前に高校生だった」という事実だけではエピソードになりません。クラスメイトや先生といった誰かが関わり、心を揺さぶられた体験だけがエピソードになります。

「モードの帝王」と呼ばれたファッションデザイナー、カール・ラガーフェルドは、かつて体重100kgを超える肥満でした。しかし、彼はあることをきっかけにダイエットに挑戦し、13か月で42kgの減量に成功、その後も体型をキープし続けました。

その「あること」とはスーツとの出合いです。エディ・スリマンというデザイナーが作った細みのスーツを着るために、彼はダイエットを始めました。その内容は『42kg減! 華麗なるダイエット』(集英社be文庫)として出版されています。

そもそも彼が肥満になったのは、恋人を病気で亡くしたのがきっかけでした。それからエディ・スリマンのスーツと出合うまで、自分の外見に対して興味を失ったそうです。

やせるにはやせる理由があり、太るには太る理由があります。それは科学的な理由ではなく、個人的な理由です。人は運動不足や食べすぎで太るのでもなければ、運動や食事制限でやせるのでもありません。そういった表面的な理由の奥に、本当の理由があります。

恋人を病気で亡くしたことが、どれだけ悲しかったのか。エディ・スリマンのスーツにどれだけ魅了されたのか。人間にはそういう理由があります。その理由になるのが、自分の心を揺さぶられるエピソードです。

私たちには「そのほうがいいから」というのは理由になりません。やせたほうがいいとか、勉強したほうがいいとか、真面目に働いたほうがいいと考えても、「わかってはいるんだけど......」で終わってしまいます。人を動かすのは、自分だけの理由、自分だけのエピソードです。

ところが、私たちはこの大事なエピソードを忘れてしまいます。繰り返しになりますが、「大切なことなら覚えていられる」というのは誤りです。今の自分を動かしている理由がどんなエピソードだったのか、常に自覚し続けるのは不可能です。

生まれてこのかた一度も情熱を感じたことのない人間などいません。しかし、その情熱を失ったことのない人間もまたいません。「なんで自分はこれをやっているのか?」という疑問が浮かんだら、そのときはエピソードを忘れ、信念を見失っています。

一度情熱を感じたくらいでうまくいくほど、人生は甘くありません。失われそうになってはよみがえり、忘れそうになっては思いだす。それを何度も繰り返して、強くなっていくのが信念であり、人の心です。だからこそ、自分の心が揺さぶられたエピソードを思いだす必要があります。何を思いだすか、何を覚えているかで、人生が決まります。

私たちは未来ばかりを見て、過去を振り返ろうとはしません。しかし、自分の未来は、自分の過去から見つけるしかありません。「ああ、そういえばそうだった」と大切な過去を思いだしたとき、現在の延長線上とは異なる、新しい未来を選択できるようになります。

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人生を変えるマインドレコーディング

人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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佐々木誠

佐々木誠

作家。コンサルタント。自己啓発とビジネスを結びつける階層性マーケティングや、自分らしさを取り戻すマインドレコーディングを提唱。様々な業種にクライアントを持ち、現在はコーチング業の傍らオンラインサロンを主宰。日刊SPA!にて「魂が燃えるメモ」を連載中。『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)発売中。

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