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優先順位をつけるコツ。大切なのは「物事」ではなく「人間」

投稿日:2018年6月2日 更新日:

自己啓発にはいくつかのゴールデンルール、グランドセオリーがあります。その一つが優先順位です。物事に優先順位をつけて、重要なことから始めれば良い仕事ができるようになる。「20:80の法則」を織り交ぜて、「もっとも大切な二割の仕事を終えれば、全体の八割の仕事を終えたも同然」といった話もよく聞きます。

ところが実際に優先順位を決めてみても、守れずに終わるのが大半です。そして目標達成のために自分で決めたノルマを守れなかった時と同じく、「自分で決めたことも守れないなんて」と自己評価が低下します。中途半端に手を出すくらいなら、最初から優先順位など決めない方がマシかもしれません。

とはいえ自己啓発というのは単なる興味ではありません。「よりよく生きたい」「自分の人生を良いものにしたい」という切なる願い、希求から始まっています。ですから何度失敗しても、ネットや書籍で新しいやり方を知っては実践し失敗を繰り返す、その試行錯誤が延々と続きます。

優先順位をつけるコツは「人間」です。私たちは「物事に優先順位をつける」と考えがちです、しかしおよそ全ての物事には人間が関わっています。例えば「1日1時間自分のために勉強する」と決めていて、友達から「遊びに行かないか?」と連絡が来た場合、どちらを優先するのか。私たちは「断るのは悪いから」といった理由で、自分で決めた優先順位を無視します。こうしたことが積み重なり、ふと振り返った時、何もできないまま時間だけが過ぎたことを後悔します。

「物事に優先順位をつける」というのは、「人間に優先順位をつける」ことに他なりません。この事実と向き合わなければ、誰かに遊びや飲みに誘われる度に優先順位は破られてしまいます。一年は365日しかなく、一日は24時間しかありません。それに伴って、一度に結べる人間関係にも限界があります。ほとんどの変化は自分の人間関係からもたらされます。「こういう話があるんだけど」「こういう人がいるんだけど」という紹介とその取捨選択を通じて、私たちの人生は展開していきます。どんな人間に囲まれているのか、それこそがすなわち自分の人生です。

つきあう人間はすぐには選べません。たとえばビジネスに興味があるからといって、明日ソフトバンクの孫正義さんと友達になりたいというのはさすがに無理があります。しかし、つきあわない人間は選べます。自分で「もうこの人とは会わない」と決められます。その手放した人間関係に生まれる余裕に、新しい出会いが舞い込んできます。満杯のコップに、それ以上水を注ぐことはできないのです。

10年前と同じ顔ぶれで、10年前と同じ店で、10年前と同じ話ばかりしている。もちろんそれを望んでいるならば構いません。しかし物事に優先順位をつけて、人生をより良いものにしようとする自己啓発に関心があるならば、おそらくそうではないでしょう。いつでも全員にいい顔をしている訳にはいきません。この人とは会うけど、この人とは会わない。自分の理想に対して真摯になるには、そうした選択が必要です。

自分の都合でつきあう人間を選ぶ。これはよほど意識しないと、いつまで経ってもできるようになりません。私たちは子供の頃から「誰とでも仲良くしましょう」という常識を植えつられていて、そこから逸脱しようとすると「人が人を選ぶなんて」という罪悪感に苛まれます。しかし、それこそが物事に優先順位を守れない一番の原因です。

ネットで匿名の書き込みをあれこれ読んだり、LINEで友達と雑談したりしてしまう。こうした背景にもやはり人間がいます。私たちはそれに容易に流されてしまいます。ですから優先順位を高くした仕事や課題に取り組む時は、それによって「これから誰と繋がるのか」を想像しましょう。その努力によって、自分は未来でどんな人達に囲まれるのか。その想像があるから、私たちはネットやLINEといった今の人間関係から、自分を切り離して行動できるようになります。

だからこそ自己啓発で重視されるビジョンでは、「その時、あなたはどんな人たちに囲まれていますか?」という問いかけが必ず含まれているのです。ビジョン、目標設定、優先順位、時間管理は結局のところ、同じものの別側面です。自分が決めた優先順位を守れなかった時、これまでは「自分はなんて意志が弱いんだ」と悩んだと思います。しかし、意志は「やるぞ!」「頑張るぞ!」といった勢いではなく、厳密な心の構造、メカニズムよって成否が決定しています。そして、その一番大切な要素は「人間」です。

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