「何のために生きているのか」がわからなくなったら

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「今日はこの話をするために来たんだと思いました」

対面相談をしていると、そう言われることがよくあります。一回の相談時間は平均して三時間半ほど。挨拶から始まって色々な話をする中で、徐々に悩みの核心部分に迫るようになり、ある瞬間に結晶のような言葉が生まれて、その人の生き方が定まります。「今日はこのために来たんだ」という言葉はその結果です。

人生は感動と感嘆で変わります。経験した瞬間に「おお!」「これは!」と感動し、それからしばらく「こういうことだったんだなぁ」としみじみと納得する。この「だなぁ」という感嘆によって、それまでに作られた固定観念が書き換えられます。そして、新しく作られた観念が、それ以降の生活や人生全体に反映されていきます。

よく「行動が大切」と言われますが、それも感動と感嘆を作り出すためです。自分が興味も関心もないことをやっても何も変わりません。そこに意味を見出そうとも思わなければ、何度繰り返しても成長はありません。それどころか、感じる心が死んでゆくばかりです。

大切なのはその人が心でどう感じているか、その人の気持ちです。とはいえ、こういった「気持ち」とか「心」は世間ではないがしろにされているので、自分で面倒を見るしかありません。誰もが自分のことで精一杯で、他者を慮ろうとするのは、よっぽど余裕がある人か、よっぽど心優しい人か、よっぽど変人だけです。(ちなみに私は一番最後です)

自分で自分の面倒を見るにはどうすればいいのでしょうか。心は実に複雑で色々なやり方があるのですが、感動や感嘆を生み出すにはまず「テーマ」を持つ必要があります。相談は会ったことも話したことも人に、自分の悩みを打ち明けるという、非常にチャレンジャブルな試みです。

そこには様々な思いが錯綜しています。佐々木というのはどんな人なんだろう、会ってどんな話をするんだろう、本当に申し込んで意味があるのだろうか、と心配もたくさんするでしょう。しかしその一方で、「申し込んだのだから、この相談を通して何かを得たい」という決意もあるはずです。

そして「この何かを得たい」という真剣な思いによって、テーマが浮かんできます。「せっかく会うのだから、この話をしよう、あの話をしよう」と色々と考えていると、自分が一番話したいこと、一番聴いてみたいことが徐々にわかってきます。それは物事に優先順位を決めようとする、人間の自然な心の働きです。その優先順位が一番高いものがテーマです。

「このために来た」というのは答えのようなものですが、「答え」にはまずその前提として「問い」が必要です。しかし、私たちは忙しい毎日の中で、こうした目的意識を忘れてしまいます。

これは対面相談に限らず、人生や生活全般に言えることです。今日という一日は何のためにあるのか、今週という一週は何のためにあるのか、今月という一ヶ月は何のためにあるのか、今年という一年は何のためにあるのか、今生という自分の一生は何のためにあるのか。

一年や一生といった大きなスパンだと、答えを見つけるのに時間がかかります。まずは一日から始めましょう。休みの日にどこかに出かける時に、「自分は今日という一日で何を学ぶのだろう?」と自分に問いかけると、目に映る物事の意味が変わってきます。そして、「ああ、今日はこれを知るために来たのか」と納得がどこかの瞬間で生まれます。

自分の貴重な毎日を「良かった」「楽しかった」「面白かった」といった単純な感想で終わらせないでください。「このために」と言えるくらい感想のディテールにこだわれば、同じ出来事からもっとたくさんのことを私たちは吸収できます。自分というものはそうして作られていくのです。

世間は個人を大切にしてくれませんが、自分のことを軽んじているのは他の誰よりもまず自分自身です。「自分の一生は何のためにあるのか」とはすなわち「自分は何のために生まれてきたのか」という根源的な問いかけです。

この答が見つかった時、自己啓発は終わりを迎え、他者への奉仕が始まります。奉仕は我慢でも犠牲ではありません。「自分のことはあらかた終わったから、他のことをしよう」という単純な転換です。もし「誰かのために」と考えて苦しさだけが残るなら、まず自分のために生きましょう。奉仕はそれからでも遅くありません。

 

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