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任せる、ゆだねる大切さ。自己啓発から考える人間関係。

投稿日:2018年3月28日 更新日:

私たちは物事を悲観的に捉えがちです。それはいま目の前に見えている物事だけで判断してしまうからです。理想や目標に対して、自分の能力や資金では実現できないと感じると、「無理だ、終わった、絶望的だ」と嘆きます。

しかし、そもそも理想や目標は、今の自分では実現できないからこそ、理想や目標になるのです。年収500万円の人は「来年は年収500万円を稼ぐぞ!」とは考えません。そして、仮に「来年は年収1000万円にするぞ!」と目標を掲げたのなら、これまでとは違う何かが必要です。

そして、その「何か」は自分だけでどうにかなるものではありません。人間ができることには限界があります。仕事でどんなに頑張っても、それが認めてもらえるか、あるいは受け入れてもらえるかは未知数です。

人生は自分が見えている範囲を超えた、何か外側からのきっかけがあって変化していきます。それがいわゆるチャンスです。月並みな話ですが、「チャンスは必ず来る」と信じて、自分の決めた道を歩めるかどうかが、理想実現の決め手になります。

私はある時、「言葉や文章を通して、世のため人のために生きよう。そのための依頼があれば、どんどん受けよう」と決心しました。その決心から一ヶ月も経たないうちに、扶桑社さんのWEBサイト「日刊SPA!」で連載をいただけることになりました。

その編集者さんとは以前にも何度かお会いしていたのですが、仕事の話にはなりませんでした。それなのに決意を固めてから、お酒の席でたまたま自分の仕事について話す機会があり、彼から「ウチで書いてくださいよ」と言ってもらえたのです。

人間は誰もが固有の気配を放ちながら生活しています。私たちはお互いにそれを察知しながら、コミュニケーションを取っています。今回の連載について言えば、「仕事を受けるぞ!」と決心していたから、そこにチャンスが舞い込んできたのです。

もし私が「でも、そんな仕事を受けたりして大丈夫かな。うまくできるかな。不安だな」と考えていたら、どうなるでしょうか。きっと相手もその気配を読み取って、「この人に仕事を任せてみようかな。でも、なんだかちょっと不安だな」と感じたはずです。人間関係は鏡のように反映しあっています。

実際に行われる言葉や行動は、その気配のやりとりによって生まれた結果に過ぎません。逆に言えば、言葉や行動はお互いが共有する空気から生まれるのです。これを私は「言語空間」と呼んでいます。

「自分はこうするんだ」という強い決意を持つと、周囲はそれに反応します。注意しなければならないのは、その反応がインスタントに起こるとは限らない点です。あなたの理想のスケールが大きければ大きいほど、チャンスが舞い込むタイミングも不透明になってきます。そこでチャンスが来るまで続けられるかがカギになります。

あらゆる成功者は「自分だけのビジョンを持て、自分を信じろ」と私たちを励まします。しかし、その一方で「自分が成功できたのは、自分の力じゃない。周りのお陰だ」と感謝もしています。

自分と他人。成功の決め手になるのは、一体どちらなのか。答えはその両方です。自分と他人は一枚のコインの表と裏であり、自分なくして他人はなく、他人なくして自分もまたありません。

私たちの人生は「孤軍奮闘」でもなければ、「棚からぼた餅」でもありません。それはまさに「人事を尽くして天命を待つ」です。昨今は自己責任論が蔓延し、あらゆる物事を自分でなんとかしなくてはならない、また自分でコントロールできるはずだと考えています。

しかし、自分がある限り必ず他人は存在し、彼らに任せたり、委ねたりする部分が出てきます。私たちはがむしゃらに頑張るのは得意ですが、その結果について「やることはやった!」と委ねたり、お任せするのはあまり上手くありません。

しかし自分らしく生きたり、理想を実現したりするには、外部に「任せる」「委ねる」必要が出てきます。表裏一体である自分と他人、自分という内部と他人という外部、その二つを合わせて信じられて、初めてそれは自己啓発に到達するのです。

もし自分のアイディアや考えには自信があるのに、それでも上手くいくか不安なら、それはまだ他人を信じられていないからです。これは「ある特定の人物が信用に値するか」という話でありません。信じるも信じないに関わらず、私たちはお互いに助け合って生きています。部屋の中に、自分が作ったものが一体いくつあるでしょうか。自給自足の生活を送っているのでもなければ、私たちの生活は常に誰かに支えられています。

どうしてお米が食べられるのか、どうして蛇口をひねると水が出るのか、どうしてスイッチを押すと電気がつくのか。それは全て誰かのお陰なのです。そのごく当たり前の「お陰さま」を意識しなければ、成功者のように「周りのお陰で成功した」と考えられるようにはならないでしょう。

変化の兆しは私たちの日常生活に埋まっています。自分が頑張るだけでなく、その結果を任せられる、委ねられる。今の自分があるのは、周りのお陰だと感じられる。今この瞬間から、ぜひ意識してみてください。物事の見方が変わり始めます。

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佐々木誠

佐々木誠

オンライサロン「星をたどる」主催者。自分らしさを取り戻すメンタルレコーディングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長、税理士、小学校教師など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在は個人コンサル、オンラインサロン運営のほか、扶桑社「日刊SPA」にて「魂が燃えるメモ」を連載中。

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