恋愛感情が冷めてしまったら。「嫌いな気持ち」を隠してはいけない

異性

先日、サロンメンバーのWさんから恋愛相談を受けました。彼は同じ職場に意中の女性がいるのですが、その女性から仕事の進め方について叱られたそうです。その時、自分の中にあった恋愛感情が急激に冷めてしまったことに悩んでいました。

どんな仕事でも誰か一人のせい、というのはなかなかありません。協力作業の過程で、たまたま自分にしわ寄せが来ることだってあります。責任者は自分だけれども、そこまで非があるとも思えない。彼の場合も、そんな部分に対する叱責だったので、反発心もあったそうです。

これだけ聞くと「器の小さい男だなぁ」と思うかもしれません。しかし、実際はそうとも限りません。というのも、その女性は最後に「はあ~~」とため息をついて、会話を打ち切ったからです。

ため息は人を傷つけます。なぜなら、それは「お前と話しても無駄だ」という会話拒否を表すジェスチャーだからです。数多のコミュニケーションの中でも最も残酷な仕打ちの一つです。

ですから、たとえどんな状況だったとしても、彼の恋愛感情が冷めたことを責めようとは私は思いません。そもそも人間の心は常に変化しています。誰だって誉められれば嬉しいし、けなされれば落ち込みます。恋仲や夫婦になれば、どんなに相手を愛していたとしても、「顔も見たくない」と思う場面だって出てきます。

にもかかわらず、Wさんは「自分の想いはそんな程度なのか」と自分で自分を責めていました。彼はその分だけ、誠実な人間だということです。他人に対して誠実であろうとするほど、人間は一貫性を保とうとします。一度相手を愛したら、ずっと愛さなくてはらない。一度相手と親しくなったら、ずっと親しくしないといけない。そして、そうあろうと努めます。

しかし、そう努めれば努めるほど、自分自身に対しては不誠実な態度を取ることになります。常に変化していく自分の心を、「変わってはいけない」と押さえつけるのは不誠実以外の何物でもありません。

好きな人から「もう話したくない」と言わんばかりにため息をつかれたら、誰だって傷ついて気持ちが萎えてしまいます。その気力低下の行き着いたところが責任論です。「どっちが悪い」と責任を追及している間は、「自分のせいだ、いややっぱり相手のせいだ」とあれこれ考えてしまいます。そんな堂々巡りを続けていれば、ますます気力が低下します。

気力が充実していれば、そもそも責任論になどなりません。「そういうこともある。お互い様だよ」と考えて終わりです。親しい相手や親しくなりたいと思う相手だからこそ、そういった場面も増えるのですが、そんな時は責任追及よりも、失われた気力を回復させましょう。そうすれば「誰のせいか」という非建設的な思考も止んで、相手に対する恨み言も収まります。問題には解決ではなく、解消というアプローチもあるのです。

では、どうすれば失われた気力は回復するのでしょうか。まずは「自分と相手は別々の人間だ」という当たり前の事実を思い出しましょう。恋愛感情は「一緒にいたい」「一つになりたい」という欲求ですが、それが高まりすぎると、「自分と相手が同じだ」と考えるようになります。

それこそがすべての不幸の源です。彼氏が彼女の幸せを願い、妻が夫の幸せを願い、親が子の幸せを願う。しかし、そうした願いは時に悲しいくらいねじれてしまい、お互いに不幸をもたらします。自分の考える幸せが、そのまま相手の幸せなのだと押し付けるからです。あまりにも精神的な距離が近くなると自分と相手を同一視してしまい、結果として感じるすれ違いに「こんなはずじゃない」と絶望することになります。

ですから愛情問題で悩んだら、まずは自分を取り戻さねばなりません。仕事や趣味に意識を切り替えましょう。気力低下状態の心を変えるには、行動するのが一番です。家に閉じこもって失恋ソングなど聞いたりすると、余計に気が滅入ってしまっています。そうやってどん底まで降りて行って、反発して戻って来る方法もありますが、それはよっぽどの場合です。

仕事や趣味に没頭すると、己の本分が現れてきます。人はそういう状態こそが魅力的です。「仕事ができると異性にモテる」というのは嘘ではありません。というよりも色ぼけすると、相手に気に入られようと卑屈になってしまいます。それでは男も女も少しも魅力的じゃありません。

繰り返しになりますが、心は浮き沈みがあって当然です。どんな好物でも一週間も続ければ飽きるに決まってます。どんなに好きな相手でも、嫌いになる時だってあります。事情は相手も同じです。相手を傷つけるようなため息で会話を打ち切れば、相手を傷つけたことくらい自分でわかるはずです。もしかしたら「ひどいことをしたな」と後悔しているかもしれません。

「どっちのせい」という責任論を続けていると、そういった心の機微が無視され、仲直りの機会も失われてしまいます。だからこそ、「お互いさま」と思える気力が必要なのです。ちなみにWさんも気力が回復したら、相手に対する思慕の念が蘇り、相手との関係もこれまで通りに戻ったそうです。恋愛に関しては、「気長にやります」と話していました。いい意味で執着心も落ち着いたようです。

今回は片思いの相談でしたが、両思いのカップルでも夫婦でも事情は変わりません。浮き沈みは心の常であり、近づいたり離れたりは人間関係の常です。落ち込んだり悩んだりした時は、「誰が悪いか」を考えるよりも、失われた気力を取り戻しましょう。すると相手に対する、愛情も蘇ります。

 

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