自己啓発から考える理想の部屋作り。片付けや断捨離の次に必要なこと。

環境, 顕在意識

十年近く前から「断捨離」「片付け」など所持品を減らす自己啓発が流行っています。消費社会かつ情報社会の現代はとてつもなく便利である一方、無自覚でいると物質と情報に自分自身が呑み込まれてしまいます。というのもパソコン、スマホ、マグカップ、テーブル、チェアといった自分を取り囲む製品も、ネットや書籍で手に入る情報も、どちらも他人が作り上げたものです。

他人が作り上げたものに囲まれ続ければ、自分自身を見失ってしまうのは道理です。そして自分を見失ってしまうほど不幸なことはありません。何をやっても、どんな刺激を受けても楽しくないからです。反対に自分で自分をしっかり捕まえていれば、どんなことでもバラ色に見えてきます。興味がなければ登山は苦痛でしかありませんが、それが趣味であれば喜びに変わります。人間とはそういうものです。

ですから自分という器から、物と情報と人を整理しようという試みは現代において常識的な試みです。しかも近年はそれが物理空間だけでなく、情報空間に移行しているので注意が必要です。映画やドラマ、音楽、漫画、ゲーム、SNS、娯楽から人づきあいまでスマホ一台で済んでしまいます。テレビも、オーディオも、本棚も、固定電話もいりません。部屋はすっきりしますが、そのスマホ一台に一体どれだけの時間を費やしているでしょう。そして、その時間の使い方は本当に自分のためになっているでしょうか。部屋が片付いているからといって、物と人と情報から遮断されているとは限りません。

とはいえ、「なんでもかんでも捨ててしまえばいい」という訳でもありません。部屋にほとんど何も置かない、それこそカーテンすらないような生活を送るミニマリストは、それがその人の本質であれば構いませんが、大多数は断捨離や片付けを勢い余ってやりすぎただけのポーズでしょう。「何も持たない」と言いつつ、ちゃっかりパソコンやスマホでネットに繋がっているのはいささか滑稽です。私たちは往々にして上っ面だけを追求した「やりすぎ」によって失敗します。

色々と捨てるにしても、残さなくていけないものが一つあります。それが自分自身です。自分を見失わないために、自分を見つけるために部屋を片付け、人間関係を整理するのに、自分の個性や感性にまつわるものまで捨ててしまったら本末転倒です。ギターが好きなら音楽に関係するものは残す。カメラが好きなら写真に関係するものは残す。すると私たちの人生は一気に加速します。

もちろん、その追求の程度には個人差があります。プロのギタリストであれば音楽だけに絞ることができます。しかし会社勤めで家族がいれば、生活も会社、家族、音楽に三分割しなくてはなりません。もしそうであればなおのこと他に時間を割いてる余裕はありません。プロであろうとアマチュアであろうと、事情は一緒です。あれこれと経験をするのは大切ですが、自分の本質をおろそかにするような浮気ばかりだと何事も成せません。

ですから部屋を片付けたからといって、自己啓発的には終わりではありません。次は自分の個性によって部屋を彩る段階が待っています。私たちの行動は記憶に左右され、その記憶は部屋に置いてある物に感化されています。「自分の意志」と「部屋の状態」がズレていると、無駄な苦労が増えてしまいます。

たとえば音楽が好きでギターが上手くなりたいのに、部屋が散らかっていて、ギターが物置に置いてあるとしたらどうでしょう。わざわざ物置から取り出すような配置だったら、億劫になって練習が面倒くさくなり、つい布団に寝っ転がってスマホをいじり始めてしまうでしょう。そうやって無駄な時間を過ごした後に、私たちは「またやってしまった。自分はなんて意志が弱いのだろう」と嘆きがちです。しかし、それは意志の問題ではなく、部屋の状態の問題です。娯楽に流されず、自分にとって一番大切なものに一番アクセスしやすい環境。人間にはそれが必要不可欠です。

「星をたどる」では部屋を三つに分けて考えます。といっても、そこまで大げさな話ではありません。単純に床、壁、天井です。しかし、そこに人間性を見出すことで自己啓発に繋がります。

床はその人の心の状態を表します。部屋が散らかっているとは、床が散らかっているということです。そして床の上が散らかっている時は、心も乱れています。掃除をする余裕がないから部屋は散らかります。反対に心にも時間にも余裕があると、部屋も清潔な状態にキープできます。そして心に余裕がなくなり部屋が散らかり始めた時に部屋を掃除すると、不思議と心にも余裕が生まれます。このメカニズムは非常に重要です。

床と心には相関関係があります。私たちは思考や感情を心の問題として捉えて、心だけでなんとかしようとしがちです。しかし心を心でなんとかしようとするのには限界があります。それは牛乳のついたコップを牛乳で洗おうとするようなものです。コップを洗う時は水を使います。心の乱れに対して、部屋の散らかりという物からアプローチするのはとても有効です。

「どうも最近調子が出ない」と感じたら、まず自分の家や部屋の状態をチェックしてみましょう。もし散らかっていたら、掃除をしてみてください。綺麗になった時に、自然と自分を悩ませていた問題の答え、とは言わないまでもヒントが見つかるはずです。ちなみにテーブルの上や、パソコンのデスクトップ画面も床と同じく心の状態を表します。

壁はその人の個性を表します。壁にどんな写真や絵画を飾るのか。また本棚にどんな背表紙が並ぶのか。どんなソファやテーブル、椅子を使うのか。チェストの上をどんな小物で飾るか、床という水平方向に対し、垂直方向に立つものは全てこのカテゴリーです。その中でも壁時計はその人の個性を強く象徴します。

時計は時間の象徴であり、そこに「自分がどんな時間を過ごすのか」が表現されます。腕時計と同じで単なる機能面ではなく、自己表現としてのアクセサリー面が強いということです。最近は時計機能もスマホがあれば済んでしまいますが、自己啓発に役立つアイテムなのでこだわる人はお気に入りを探してみましょう。

こういった積み重ねは単なる「オシャレな暮らし」ではなく、実利にも影響してきます。人間の記憶は自分を取り囲んでいる物に感化されています。自分の感性、個性に基づいた空間になるほど、自分が発信したいメッセージやエピソードを掴みやすくなります。この「星をたどる」に書かれている内容は、あまり他では見ない体験をたくさん散りばめて、理論化されていると思います。それが可能なのも、私が自分の部屋を仕事専用に作り上げているからです。

天井はその人の格を表します。いわゆる「豪邸」というと広い敷地ばかりが注目されがちですが、天井の高さも見過ごせません。「天井が高ければ高いほど、大人物が育つ」という言葉もあります。六本木のリッツカールトン東京や、丸の内にあるアマン東京など高級ホテルのラウンジに行くと、あまりにも高い吹き抜けでびっくりします。

とはいえ天井の高さばかりは、おいそれとは変えられません。新しく立派な家を建てるか、豪邸に引っ越すしかありません。それはいくらなんでも非現実的です。ですから「星を辿る」ではただ「天井にもそういう意味づけがある」というだけで、実際にアプローチするのは床と壁だけです。この床と壁なら掃除をしたり、インテリアを変更したり、今すぐにでも手を加えられます。天井が変わるのはどちらかというと「ああ、自分もここまで来たんだな」というゴールの意味合いが強めです。

自己啓発に基づいて掃除を済ませた空間は綺麗さっぱりとしています。それはいるだけでとても心地よく、散らかっている状態に比べれば何倍も快適です。しかし、そこがゴールではありません。「部屋を個性で彩る」という段階が次に待っています。そのためにはまず自分が何が好きなのか、またどんな感性を持っているのかを知らなくてはなりません。そして、さらにそれにマッチする調度品を探す必要もあります。これは悩ましくも楽しい、ワクワクするような体験です。

自己啓発というと目標に向かってがむしゃらに突き進むイメージがあるかもしれません。でも、それは間違いです。なぜなら私たちの成功は一直線ではないからです。どんな成功者の体験談にも紆余曲折があり、それなりに時間もかかります。そして部屋を片付けたり、自分の大切なものに囲まれようとする過程こそが、その紆余曲折の一部です。焦らずにゆっくりと目の前のことからじっくり始めましょう。それが本当に自分らしく生きるための唯一の道です。

【人生を変えるきっかけに……オンラインサロン「星をたどる」】

「星をたどる」では自分らしく生きるためのコミュニティをご用意しています。

・メンバー限定交流SNS
・週1回のYouTubeライブ配信
・月2回のオフライン交流会

自己啓発には理解だけでなく、体験が重要です。誰かの体験に触れることで、「そういえば自分にも似たようなことがあった」と閃きが生まれ、その閃きが人生が変わるきっかけになります。私たちが必要としているのは、お互いがお互いのヒントになるような「溜まり場」です。

手取り足取り教えることはありませんが、その分だけ自由に自分のペースで学べます。そもそも自己啓発には時間がかかるものです。インスタントな解決を謳う手法はすべてまやかしだと、あなたは既にご存じだと思います。急がずゆっくり、しかし着実に進みたい人にオススメです。もちろん効果は折り紙付き。お陰様で「自分の考え方について見直す良いきっかけになり、全てが新鮮に感じました」「動画を見た次の日の朝、涙を流しながら目覚めました」といったお喜びの声を頂いております。

会費は月額制でやめたい時にいつでもやめられます。まずは一度、ご参加ください。もちろん、実際は「ここにしかない内容ばかりなのでやめられない、やめようと思わない」とメンバーに言っていただける価値をご提供しています。特にこのブログに書かれた内容に「そんなやり方、考え方があるのか」と興味をお持ちならば、きっとご満足いただけるでしょう。

詳細は下記販売ページをご覧下さい。コミュ二ティは参加者が増えれば増えるほど、シェアできる話題が増えて、イベントなどできることも増えていきます。一緒にお互いの人生を豊かにしていきませんか。あなたのご参加をお待ちしています。

オンラインサロン「星をたどる」

環境, 顕在意識