自己啓発とは? 自分について学ぶ理由

個性と感性

自己啓発には必ずついて回る疑いがあります。それは「自分のことなのに、なんでわざわざ学ばないといけないの」という疑いです。

この疑いは「自分のことは自分が一番よくわかっている」という前提に基づいています。しかし、その前提は本当でしょうか。私たちは本当に自分のことをよくわかっていると言い切れるのでしょうか。

「何が欲しいのか?」と考えた時に、誰もがまずお金や異性を思い浮かべます。仮想通貨やマッチングアプリが繁盛しているのもそのためです。

しかし、それは自分に限らず誰でも欲しいと思うものです。誰だってお金が欲しいし、誰だって異性が欲しい。悪くも間違いでもありませんが、自己啓発とは関係がありません。

自己啓発は自分が欲しいものを手に入れる試みです。自分が、自分だけが欲しいもの。私たちはそれをきちんとつかまえているでしょうか。

たとえば「医者になりたい」という願望は「お金が欲しい」よりも個人的です。しかし、単に医者を志すだけならば同じ人がたくさんいます。2017年の医師国家試験の受験者は9613人だったそうです。

私のクライアントに医学生がいますが、彼は東日本大震災を経験し、それをきっかけに医者を志しました。これは単に医者を目指すよりも個人的で、より彼の人生に根ざしています。

人間は生きていれば、色々なことが起きます。自分が見たこと、感じたこと。その風景を通して「こうしたい」という想いになったものだけが自分の願いです。

願望や目標は誰でも持っています。それを人に聞かれたり、自分で確める必要はありません。大切なのはそこにどれだけ人生やエピソードが反映されているかです。

しかし、このような確認の機会はなかなかありません。社会は効率性や合理性を重視して気持ちをないがしろにし、何もしない人間が努力する人間に対して誹謗中傷を繰り返しています。

その中で個人の経験、またそこから生まれた想いは簡単に踏みにじられ、いつしか心の奥に閉じ込めるようになってしまいます。だからこそ、「自分のことなら自分でわかる」という誤解は、「何かしたいけど何を目指したらいいのかわからない」という苦痛を引き起こします。

反対に「自分は人生でこういう経験をした。こう感じた。だからこういうことをする」という確認に至れば、それは自己が啓発されたことになります。自己啓発とはその一連の過程を指しています。

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自己啓発には理解だけでなく、体験が重要です。誰かの体験に触れることで、「そういえば自分にも似たようなことがあった」と閃きが生まれ、その閃きが人生が変わるきっかけになります。私たちが必要としているのは、お互いがお互いのヒントになるような「溜まり場」です。

手取り足取り教えることはありませんが、その分だけ自由に自分のペースで学べます。そもそも自己啓発には時間がかかるものです。インスタントな解決を謳う手法はすべてまやかしだと、あなたは既にご存じだと思います。急がずゆっくり、しかし着実に進みたい人にオススメです。もちろん効果は折り紙付き。お陰様で「自分の考え方について見直す良いきっかけになり、全てが新鮮に感じました」「動画を見た次の日の朝、涙を流しながら目覚めました」といったお喜びの声を頂いております。

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