自己啓発は自分を理解するためにある

個性と感性

「自分のことくらい自分でわかっている」

よく聞く言葉ですが、これほど危険な誤解はありません。もし本当に理解しているのなら、私たちは矛盾した言動を取らないはずです。

しかし実際は身体を鍛えようとしているのに運動をサボったり、試験に合格したいのに勉強をサボったりします。「どうして自分はこんなに不甲斐ないのか」と悩んでいるのに、それを放置していたらいつまで経ってもどこにも辿り着けません。

だからこそ、自分を理解するために自己啓発は欠かせません。例に挙げた「身体を鍛えたい」「試験に合格したい」という名目にしても、「なぜそうしたいの?」と問われてどれだけ深く答えられるかによってモチベーションは決まります。

運動法にしろ勉強法にしろ、「テレビで見たから」とか「ネットで知ったから」といった理由で始めると大抵、長続きしません。ではどんな理由ならば、やり遂げられるのでしょうか。それは自分の過去から生まれた理由です。

私は「その人の個性や感性に基づいて、社会で役割を担う」をテーマにしています。その理由は以前、私が相手の個性や感性を無視して、「こうすれば上手くいく」という理屈を他人に押し付けていたからです。

そういうやり方は一時的には上手くいくかもしれません。しかし、結局は崩壊してしまいます。未熟だった私はそれで「人に教えることはなんて無意味なんだろう」と絶望しました。そして、その絶望が癒される過程で「今度こそ相手のためになるようにやり遂げてみせる」と考えました。

それが今の私が「その人の個性や感性に基づいて、社会で役割を担う」をテーマにしている理由です。これは「その方が効率的だから」「合理的だから」「儲かるから」といった理由よりも、はるかに強くモチベーション源になります。

そして、こういう理由を本当は誰もが秘めています。人間はいつでも、どんな状態でも願望を持っています。しかし、「こうしたい。ああしたい」という自分を把握しているだけでは、自分を理解しているとは言えないのです。

自分の人生、これまでに歩んできた道のり、それを捉え直した時に「生きる理由」が生まれます。それこそが自己啓発、自分を理解するということです。

物事はそのままの状態ではうまく運びません。「生まれてから死ぬまで何もかも上手くいった。良かった」と書いてある偉人の自伝なんてありません。誰もがどこかで自分のために忍耐を重ねています。

自分がやろうとしている事に対して「ああ、だから自分はこれをやるんだ」と心の底から納得できれば、その忍耐のエネルギーになります。たとえ物事が滞ったとしても、どうにかして実現する方策を見つけ出せるようになるでしょう。

 

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