人の言葉に振り回されなくなるには? 「自分の言葉」が人間関係を変える

人間関係

世間にはたくさんの「余計なお世話」が溢れています。家族や友人や先生や同僚や上司が「ああした方がいい、こうした方がいい」とさもそれが正解のようにアドバイスしてきます。

自分でも「やっぱりそうだよな」と思ったのであればいいですが、納得してないのに渋々従ったりすると、結局それに振り回されてしまいます。塾や学校に頑張らされて志望校に合格したのはいいけれど、入学したら「実はそれほど入りたい学校ではなかった」と気づく学生は珍しくありません。それは他の人が責任を取れない、取り返しのつかない事態です。

私も相談業をしているのでよくわかりますが、アドバイスというのは相手が納得するからアドバイスになります。理屈の上で正しいからといって、それが相手のためになるとは限りません。しかし、誰かに講釈を垂れるのは気持ちの良いことなので、多くの人がこれを誤解しています。

子育てで悩むあるお母さんは、自分の母親からの過干渉に悩んでいました。家庭を築き子供が生まれて、とっくに独り立ちしているのに、母親にあれこれ言われるとパニック状態になってしまうそうです。

そんな彼女が変わったのは、自分の気持ちに気づいたからです。自分が何をしたいのか、また何をしたくないのか。これに気づくと、自分と他人をしっかり区別できるようになります。

「こうした方がいい」というアドバイスは、あくまでその人の視点に基づいたものに過ぎません。何が良いかなんて、立場が変われば正解も変わります。これはアドバイスに限らず、悪口にも通じます。

誰かが「お前は馬鹿だ」とか「駄目なヤツだ」と言ったとしても、それは相手が思ったこと、感じたことに過ぎません。あなたがそれを受け入れるかは、あなたの自由です。それなのに多くの場合、自分の意見を持たないばかりに、相手の言葉を真に受けてしまいます。

「ああ、あなたはそう思うのね」と思えるようになるには、まず「自分はどう思っているのか」を自分で認識する必要があります。自分と他人は一枚のコインの裏表です。表があるから裏があり、裏があるから表があります。

同じように自分があるから他人があり、他人があるから自分があります。自分の意見を持てば、他人の意見に振り回されなくなります。自分が言っていることが正しいのか、相手が言っていることが正しいのかなんてことは、相手を非難してくるようなレベルのやりとりではどうでも良いことです。

このお母さんの場合も、自分の思いや考えを大切にするようになってから、自分の母親と距離を取れるようになりました。母親と一緒にいて、自分が一言漏らした瞬間に「これからボロクソに言われるな」と直感し、実際にいろいろと言われたそうですが、パニック状態にならずにいられました。その変化に自分でも驚いたそうです。

ちなみにこうして「自分と親の切り離し」が進む事で、悩んでいた子育ても改善していきました。子供に対して「今はこういう気持ちなんだ」とわかるようになったそうです。

私たちは相手を理解できないのは、相手と自分が違うからではありません。もともと違うものなのに、それを同じだと思い込むから、わからなくなります。自分の思考や感情を自覚する事で、他人との区別ができるようになり、親との関係や、子供との関係が変わっていくのです。

「人の言葉に振り回されない」とは、相手に反論するといった事ではありません。相手が何を言っても、自分には関係ない、強がりではなく「どうでもいい」と思えることです。そうなるにはまず自分を把握する必要があります。

これは仕事にも言えることです。人の心を平気で踏みにじる馬鹿な上司はいくらでもいます。自分の指示が悪いのに、それを部下のせいにするなんて事は日常茶飯事です。「なんで言われた通りにできないんだ?」と「お前は言われた通りにしかできないのか?」と二つ言葉を用意していれば、どちらにせよ相手を批判できてしまいます。理屈というのは、その程度のものです。

あなた自身が納得しているならば、そのアドバイスや説教を受け入れてもいいでしょう。しかし、そうでなければ聞く耳を持たなくていいのです。仕事関係の場合は従わざるえない場面もあるでしょうが、表面的にやり過ごして、真剣に取り合わないようにしましょう。真面目は美徳かもしれませんが、行き過ぎると身を滅ぼします。面従腹背が悪徳とは限りません。

誰かを攻撃する人間は、相手を選んでそうしています。もしあなたがそういった被害を受けているなら、「こいつには何を言っても大丈夫だな」と軽く見られています。そんなのは我慢ならないと思いませんか。

その状態から抜け出すためにも、まず自分の思いや言葉を大切にしてください。ポジティブなことであれ、ネガティブなことであれ、メモなどに記録していきましょう。そうしないと、私たちは日常に流されて、自分のことを忘れてしまいます。自己啓発とは何かを特別なものを知ることではなくて、日常のちょっとした気づきで実現します。

自分の思いや感情に気づき、それを言葉にしておくと、だんだん相手もその変化に気づいてきます。実際にあなたが言葉にしなくても、言い返すような雰囲気が生まれるので、衝突の機会が減ってきます。これは単なる理屈でも想像でもなく、私のクライアントさんが経験した現実の出来事です。他人の言葉に振り回されない一番の方法、それは「自分の言葉」を持つことです。

 

【SHOP星をたどる】

「星をたどる」ではブログで公開している内容以上の商品、サービスをご提供しています。

・多くの方の人生を変えてきた対面相談
・メール相談とフェイスブックグループによるオンラインサロン
・参加費2万円、小規模トークセッションを収録した限定動画
・総時間40時間超、あらゆる自己啓発について解説した動画アーカイブ

対面相談はもちろんですが、メール相談や動画でも「次の日の朝、涙を流しながら目覚めた」など、驚くような反響をいただいています。詳細は下記販売サイトをご覧下さい。

SHOP星をたどる

人間関係