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人生で悩んだら。なぜこんなに苦しまなければならないのか?

投稿日:2018年3月31日 更新日:

人生を歩む中で、私たちは時として重い悩みや苦しみに襲われることがあります。その理由は健康、お金、仕事、人間関係など様々です。特に人間関係は複雑で、両親、友人、恋人、夫婦、子供、職場の同僚、隣近所など、思いもよらない形で問題が浮上してきます。

苦しみに喘ぐとき、私たちは「なんで自分がこんなに苦しまなくちゃいけないんだろう」と自問します。大切なのは、この「なんで」という問いかけに込められたニュアンスです。

「なんで」という言葉は本来、理由を求める時に使います。しかし、私たちはそれを意図して使っているとは限りません。たとえば、何か別のことでイライラしていた母親が、誤って物を壊した我が子に対して、

「なんで、あなたはそういうことをするの!」
「なんで、あなたはいい子にしていられないの!」

と怒鳴りつけることがあります。この「なんで」は理由を求めていません。まだ幼い自分の子供が「それはこういう理由で行いました」と答えられる訳がないと、わかっているからです。

こうした「なんで」は、相手が理由を答えらないことを前提にして、自分の溜飲を下げるために、非難の意味合いで使われています。こういったことは親子に限らず、職場など見かけられます。

私たちは自分の期待が裏切られた時や、フラストレーションが重なった時に、つい「なんで」を使ってしまいます。どんな人間も完璧ではありませんから、誰かに当たり散らしたくなる時だってあります。そういう時は素直に相手に謝るとして、問題は「なんでこんなに苦しまなくちゃいけないんだろう」という自問です。

自分自身や自分の人生について、非難や憐憫のニュアンスで「なんで」と自分に問いかけても、怒鳴りつけられた子供と同じように、うまく答えることはできません。攻撃するのも自分ならば、傷つくのも自分。他人に対してと同様、それはあまり生産的ではありません。

では、悩みや苦しみを抱えた時は、どうすればいいのか。答えは単純です。非難ではく、理由や原因を考えるつもりで「なんで?」と問いかければよいのです。

たとえば、やりたいことをやれないのはなぜなのか。自分の感性が見つかっていないから、その感性を育てていないから、今の環境が本来の居場所ではないから、親から受け継いだ考え方が本来の自分とズレているから、過去に挫折を経験して同じ苦痛を味わうのを避けているから。千の悩みがあれば、そこには千の原因があります。

それを「馬鹿だから」とか「そもそも矛盾してるから」とか「自分が悪い」とか「あいつが悪い」とか「世の中が悪い」といった大雑把なくくりで捉えるから、解決策が見えなくなってしまいます。

「もし自分が殺されそうになって、助かる方法を考えるのに1時間だけ与えられたとしたら、最初の55分間は適切な問いを探すのに費やすだろう」とアインシュタインは言ったそうです。望む答えを手に入れるには、その前にまず適切な問いが必要です。

星をたどるでは、お一人お一人に「テーマ」を決めてもらっています。人間の心はグーグルやヤフーのように「検索的」です。検索サイトで「肩こり 解消」といったワードで調べると、関連した記事がヒットします。

人生も一緒です。テーマを持つと、日常生活でそのテーマに関連する「サイン」が見えてきます。たとえば「身体を鍛えよう」と思うと、それまですぐに捨てていたスポーツジムの折り込みチラシや、目に入ってこなかった電車の中吊り広告が、自然と気になりだします。それがサインです。

こうしたサインは一度気づと、どんどん増えていきます。身体を鍛えるといっても、ランニング、筋トレ、登山、太極拳、ヨガ、ピラティスなど手段は様々です。その中から、どれかを決断して実行ます。これが「イベント」です。

人間はテーマを持ち、それに関連するサインを集めます。そのサインがある程度集まると、今度はそれがイベントに発展します。このイベントを通して、私たちは自分掲げたテーマについて、結論を下します。そして、また別のテーマを設定します。人生はそのサイクルの繰り返しで展開していきます。

迷いや悩みは答えが出ないから苦しいのではありません。自分の望む答えに辿り着くと感じられる「問い」や「テーマ」が見つけられないから、何をしていいかわからず苦しいのです。逆に「問い」や「テーマ」が見つかれば、「OK.あとはやるだけだ」という心境になります。すると、まだ解決していないにもかからず、それはもう悩みではなくなります。

非難の「なんで」を繰り返していると、この「テーマ」「サイン」「イベント」というサイクルが起きずに、不安な状態が続いてしまいます。ネガティブな感情が強いからこそ、それを乗り越えようとする気概も強まり、結果的にはより大きく成長できます。自己啓発はポジティブ面だけではどこか薄っぺらで、ネガティブ面にもアプローチするからこそ人間的魅力が生まれてきます。

ですから「いつまでもウジウジ悩むのは時間の無駄だ」とは、私は決して思いません。ですが、いつかは自己非難や自己憐憫の「なんで」から、理由や原因を求める「なんで」に移る必要があるのも確かです。前を向いて歩き出す日はいずれ来ます。心のどこかで覚えておいていただければ、と思います。

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